登場キャラクター
主人公一家(黒田家)
黒田龍(くろだ たつ)
『不死身の龍』の異名で恐れられた、その筋では有名な最凶ヤクザ。現在は足を洗い、主夫業に打ち込んでいる。
妻の美久とは仲睦まじく、彼女に欠如した家事スキルを自身の腕で全力で支え、遠慮なく仕事に専念させてあげている。
強面にグラサン、スーツの上に柴犬のキャラクターがプリントされたエプロンを羽織っており、ドスのきいた関西弁で話す。足を洗ってからもその外見や言動はヤクザ時代のものが抜けておらず、それゆえに周囲の人物を畏怖させてしまっていたり、警官に職務質問されかけることも多いが、本人に自覚はない。
やや短気でこそあるが、これでも足を洗ってからはかなり丸くなったらしく、過去の因縁から顔見知りの極道と出くわしても、穏便に場を修めるよう徹している。ただし勢いでビンタぐらいは出る。
一方で主夫としての能力は高く、家事全般をそつなくこなし、美容や健康に気を使うなど女子力は非常に高い。また、主婦友に子供を預けられたり、婦人会に溶け込んでいたりと、ご近所の奥様方とは仲が良い。
単行本発売の際に公開されたPVでは、津田健次郎がCVを担当している。
更に、後に津田氏が監督を勤めた実写版PVでは、津田氏本人が龍を演じており、アニメ版でも担当する。
黒田美久(くろだ みく)
龍の妻。デザイナーとして働くバリバリのキャリアウーマン。基本的に常識人であり、龍の言動に対し時に冷静に、時にバイオレンスにツッコむ。
仕事熱心な一方、家事スキルはほぼ壊滅的。当人も休暇になると家事に挑戦しようとするが、やり方が豪快過ぎて龍も思わずたじろぐほど勢い任せになる。美久の父親(龍の義父で舅にあたる)にも似た傾向がある。
『クライムキャッチポリキュア☆』『俺の妹はどうかしてるぜ!!』等のサブカルチャーが好きなオタクでもあり、グッズやゲームの収集が趣味で、趣味が絡むと話が脱線することもしばしば。
実写版PVでは坂本真綾がCVを担当している。
黒田向日葵(くろだ ひまわり)
演:白鳥玉季
実写ドラマ版オリジナルキャラクター。
龍と美久の娘(美久の連れ子)で小学生。どこか大人びた性格をしたしっかり者。
銀(ぎん)
CV:M・A・O
龍と美久の家で飼われている猫。猫らしく自由気ままな性格。喋り方は飼い主である龍に似ている。
町の皆さん
赤宮雅(あかみや まさ)
龍の元舎弟。現在も龍を慕っており、始めは彼を極道へと引き戻そうとするが、逆に龍の主夫道に感化されていく。
また、喧嘩を売ってから喧嘩の対処法をググろうとする、見逃してもらってるのに相手を挑発するなど、勢い任せで考えなしな面も目立つ。
生活能力は低く、龍が指導するまではかなり自堕落に過ごしていた。
PVでは鈴村健一がCVを担当している。
婦人会 会長
CV:斉藤貴美子
パーマ髪と眼鏡がトレードマークのご婦人。
亮太
CV:田村睦心
近所の子ども。たまに主婦の繋がりで預かる。
白川虎二郎(しらかわ とらじろう)
“剛拳の虎”と呼ばれた超武闘派ヤクザ。不死身の龍と双璧とも言われている。
が、組が解体され現在は1人移動クレープ屋を営む。
PVではアニメ版と同じく細谷佳正がCVを担当している。
白川虎春(しらかわ こはる)
虎二郎の妹。
世界的な大手ドーナツチェーン「ラブリードーナツ」の移動販売をしており、その蓄積されたノウハウと接客術で一時は虎のクレープ屋の客を全て吸い取ってしまっていた。
家族を捨てて極道入りした兄を恨んでいるように思われたが、内心ではずっと兄の事を気にかけていた。
酉井雲雀
酉井組の姐さん。
去年組長(旦那)が亡くなったためスーパーのパートで生計を立て始めた新米パート。
実写ドラマ版では夫は存命で名前も江口雲雀となっている。
組長
龍の元上司。既に彼も引退している。
現役当時は厳しく指導されてた模様。犬好き。
実写ドラマ版では雲雀の夫となっており、名前も江口菊次郎となっている。
警官(酒井タツキ)
龍が住む街の警察官。基本的に2人1組(実写PVでは単独)で街を警らしており、度々龍を職務質問している。実写ドラマでは警官の一人に酒井タツキという名前が付けられている。
小宅(おたく)
CV:野島裕史
アニメショップの店員。角刈りで丸メガネを着用。
美久と同様にポリキュアの大ファンで一度話し出すと長話になり止まらない。
龍達がKOされた激辛料理を平らげるという驚くべき味覚を持っている。