概要
「週刊少年ジャンプ」(集英社)に1983年51号から1984年13号まで掲載された。
「梶原賞」受賞作の漫画化で、巻来功士にとって初めての「週刊少年ジャンプ」での連載。漫画化を考慮していない原作のため担当する漫画家が中々見つからず、受賞作を掲載しない事で梶原一騎から恫喝されジャンプ編集部は危機に陥っていたが、堀江信彦が外様の巻来に描かせた。
13週で打ち切りとなったが、編集部の危機を救ったことが評価され堀江は出世コースに乗る。
単行本はジャンプスーパーコミックス(創美社)から全2巻。
第1巻に『サムライR』、第2巻に『馬頭星雲竜巻一家』、計2本の読み切り作品を収録している。
後にジャンプスーパーエース(同じく創美社)から全1巻で再度発売されたが、こちらの読み切り作品の収録は『サムライR』のみとなっている。
余談
- 梶原賞とは、ストーリー漫画対象の「手塚賞」、ギャグ漫画対象の「赤塚賞」と並んで設けられた漫画原作対象の新人賞である。
- 原作者の西尾元宏は当時東京大学の学生であり、結局プロの漫画原作者には進まなかった。後に薬学博士となり、明治製菓や千葉大学客員教授、理研等で活動。講談社から著書も出している。
pixivでは
主人公のギルファーよりも、その敵の戦士の一人ルイ・ヘル・シュテットを描いたイラストが多い(2020年5月現在)。