概要
メイプルがスキル【機械神】を使用した姿。ファンからは「第4形態」として認識されている。
キャラクターとしての【機械神】
『NewWorld Online』三層にて、機械を生成している存在。【一代目】と【二代目】が登場する。
作中では、現在三層にいるのは【二代目】の機械神で、何らかの方法で町の人々(NPC)から【一代目】に関する記憶を消して自身が成り代わったことが示唆されている。
キーアイテム【かつての夢】を所持したメイプルが【夢の墓場】に来たことによって、【一代目】機械神の身体を乗っ取った【二代目】が動き出し、メイプルに攻撃を仕掛ける。
戦闘の途中で【一代目】が一時的に自我を取り戻し、メイプルにスキル【機械神】を託す。
スキルとしての【機械神】
自分自身の装備を破壊して銃器や刀剣を展開し、レーザーや銃弾で攻撃する。武装の数量や性能は代償とした装備の質に比例する。
本来は装備中の武器防具を"破壊"して消費する事で行使できるスキルであり、通常のユニークシリーズなどの"破壊不能"装備はコストにできない制約がある。
このため事実上連発は不可能であり、加えて消費した武具がレア物級でもなければショボい兵装しか出てこず、その上で一回限りの使い捨てという、ハッキリいってデメリットに見合うメリットがあるとは言い難いスキルであった。
……しかし、"破壊不能"ではなく"破壊成長"特性を持つメイプルの黒装備だけは話が違い、元々"破壊"に対してタイムラグ無しで強化しながら復活するという、∞残機のユニーク装備であった。
これによりスキルの代価として"破壊"されても消える事無く再生し、むしろ使えば使う程に装備自体の防御力や【機械神】としての性能も上がり続けるという、運営さえ気づかなかった凶悪すぎるシナジーを偶然で獲得してしまったのである。
また、メイプル自身の防御力の高さのおかげで、砲撃の反動を利用して飛行することも可能(通常こんなことをしたら爆風に巻き込まれて死ぬ)。
文字通りの自爆もできるが「即死」扱いでは無く「大ダメージ」扱いなのでHPが十分ならば爆発ダメージを半減する【爆弾喰らい】のおかげで自身が死ぬことはない(【爆弾喰らい】について言及されていないが、描写を見るに自爆ダメージは「最大HPと同値のVIT無視の固定ダメージ」に設定されていると思われる。なお、原作15巻にて【爆弾喰らい】について言及されたため、ダメージ設定についてはほぼ確定した)。
自身のステータスに依存しないのが最大の利点かつ欠点であり、上記の通り砲門数やグレードは使う程に増えていくが、高い防御力を持つ相手にはダメージが通らない。
それと、事実上の再生機能がある黒装備ではあるが【機械神】においては「展開した武装が全て壊れないと再生が始まらない」という制限があり、「撃ち放題」というわけにもいかないのも欠点と言える。特に前述の「自爆飛行」は火砲を"消費"するので、この欠点が顕著になる。
それでも、他の主力スキルと違って一日当たりの使用回数制限はなく、短刀だけを伸ばす節約運用ができる等、メイプルのスキルの中では使い勝手が良い方なのだが。
スキルの入手順から「第四形態」と扱われることが多いが、その汎用性と(メイプルに限っては)安いコストから、プレイヤーに知れ渡った第四回イベント終了後はとりあえず【全武装展開】のようなノリで気軽に使われるようになっている。
一方、1日に1回という制限が課されている【暴虐】は使用を慎重にしており、作者による「最後には自身が化物になる」という記載の通り、実質的にはそちらの方がいわゆる第四形態と見做されているようだ。
アニメ版
8話担当のワタナベシンイチ氏渾身の絵コンテの効果により、原作よりもさらに火器マシマシ(ついでに変身バンクでは彼女らしからぬお色気もマシマシ)のゴツい外見となった。
見た目としてはデンドロビウムよりもディープストライカーの方が近い。
上記破壊・成長の産物か、アニメ第2期3話ではオリジナル形態である機械神ver.2が登場した。
立体化
グッドスマイルカンパニーより『ACT MODE メイプル 機械神Ver.』として商品化された
メイプル本体の塗装済み可動フィギュアとそれに装着する機械神の組み立て式プラモデルのセットとなっておりACT MODE史上最大ボリュームのアイテムとなっている
関連タグ
メイプル(防振り)…素形態
第二形態 大天使メイプル
第三形態 暴虐メイプル
第四形態 機械神メイプル
ガンダム試作3号機:重武装の元祖ともいわれる兵器。
邪神かがみ こちらはロボットだが重武装美少女繋がりという意味合いで。
超展開:シナリオと武装、二つの意味で。8話担当のワタナベシンイチ氏は超展開による原作破壊や魔改造に定評がある人物なので、ある意味"平常運転"でもある。
メイプル超合金:実在する漫才コンビの名前。シロップに名前を付ける際、「二人合わせてメイプルシロップだよ」と言及したことになぞらえて、第四形態の通称としてファンから呼称された。