概要
メイプルが【滲み出る混沌】に内包されたスキル【暴虐】を使用した姿。ファンからは「第3形態」として認識されている。
モンスターとしての悪魔
CV:井之上潤
【博愛の騎士】のスキルクエスト中に登場したモンスター。再戦時には人語を話すようになる。
NPCの少女に取り憑いていたが、メイプルが持ってきた指輪によって弱体化し、【常闇の神殿】まで逃走。少女の身体から離れ、追いかけてきたメイプルと少女の母親に第1形態で襲いかかるが、少女が事前に飲まされていた【退魔の聖水】の効果で退散する(聖水を得られなかった場合実力で退散させる必要がある)。
その後は本来の力を発揮できる【朽ち果てた教会】に潜伏し、そこへなんとなく訪れたメイプルと第2形態で再び交戦。「悪魔としての格上げ」という名目で天使の力を持っていたメイプルを第3形態で捕食するが、丸呑みによる攻撃も体内にあった猛毒のプールも無効化された挙句、逆に自分が内側から喰い破られて倒されてしまった。
ちなみに喰われたのが交戦当時のクロムだった場合、喰われた時点で3回死ぬ程のダメージを受け、耐えても胃酸の毒と胃の収縮で殺されていた。
この件を受け運営は捕食行為を行うモンスターを追加する際「体内でダメージを受けたら吐き出す」AIを追加したがメイプルはその対策も難なく突破してしまったため「思いきって体内を消す」に至った。初めからそうしろ(そして何故捕食=死とならないのか)。
スキル【滲み出る混沌】
第三回イベント中、二層にてメイプルが「悪魔」を食べて倒す事で取得したスキル。
「悪魔としての格上げ」という台詞から、慈愛がなければ混沌も下位互換スキル(悪魔喰らい?)になると思われる。
体から滲み出た黒い光が悪魔の形になって敵に襲いかかる。
尚、このスキルはこれ自体の他に以下の2つのスキルを内包している。
【捕食者】
メイプルの足元から、「悪魔」に似た「捕食者」を召喚するスキル。「捕食者」は固有のステータスを持ち、近くにいる敵をメイプルの意思とは無関係に攻撃する。攻撃は【呪縛】(2分間全ステータス5%ダウン、時間・減少量は5回まで累積)の状態異常付き。
【身捧ぐ慈愛】の対象になる。
アニメ版では「勝手に攻撃する」特性を描写するのが難しいからか召喚要素以外は【滲み出る混沌】に準じた挙動になっている。
【暴虐】
メイプル自身が「悪魔」に変異するスキル。装備のステータス補正がなくなり、装備に付与したスキル(【悪食】や【毒竜】、ついでに鎧にセットされた【捕食者】や【滲み出る混沌】も)も使用不可になる代わりに、【STR】と【AGI】が50ずつ上昇する。「悪魔」としてのHPは1000で、これが0になると自動的にスキルは解除される(メイプルが任意で解除することもできる)。使用回数は1日1回まで。
原作では「真っ黒な太い光の柱が天井に向かって伸び化物になる」、アニメでは「(鎧スキルにもかかわらず)盾がメイプルを包み球体になって膨張し、化物が飛び出す」という変化を遂げる。
化物になってもCPU操作にならず自身で操作できるが、大きい着ぐるみを操作しているような操作しづらさがある。
化物ロールが楽しいのかこの状態のメイプルは、火炎を吐く(アニメ版では熱線を吐く)、踏み潰す、捕食する(たとえプレイヤー相手でも)といった外見に違わぬ攻撃を平然と行っており、作中でも「比喩ではなく、本当に人間を辞めた」と評されている。ちなみに捕食は本来の姿と異なり単なるダメージとして扱われる模様(ダメージが大きい代わりにHPドレイン扱いにならない)。
会話も可能で、アニメでは口調はそのままだが、声がボイスチェンジャーでも使ったかのように不気味なものに変わっており、やや聞き取りにくくなっている。
スキル【身捧ぐ慈愛】と併用できる。
また、変身した後でも彼女のチャームポイントであるアホ毛が生えている(アニメは生えていない)。
AGIが50もあるため、第4回大会の切り札として初見殺しに使用した後は移動手段として用いられている(名無しの弓使い命名走る要塞)。仲間を頭に乗せて運搬することも可。
相変わらず無敵の防御力を持つが、図体がデカすぎるせいで貫通攻撃のラッシュに遭えばすぐHPが0になってしまう。
また、ビジュアルこそ化物なのだが大元がメイプルのためSTRは50こっきりであり、殺傷力は見た目ほどではなく、轢かれただけで死ぬことはまずない(精神ダメージはとてつもないが)。
【天上の守護獣】
七層で入手したスキル【反転再誕】で【暴虐】を反転させたスキル。
一対の手足に硬質の甲殻に覆われた聖なる獣の姿を取る。
STRが伸びないため攻撃性能は皆無であり変身直後はただの置物だが、ダメージを受けるたびに被ダメージ減少、味方のステータス上昇、そして光る剣により敵にダメージを与えるフィールドを生成させる。
このスキルも正規の手段で取得できることが示唆されているため、5分という縛り(【反転再誕】の効果)を解くべく正規の獲得を狙っている。
人目のつかないところで効果を試していたためそれを見かけた掲示板の魔法使いはモンスターと勘違いした。
第四回イベントでは・・・
集う聖剣との決戦ではペインを倒す決め手となった……まではよかったのだが、使用回数がもったいないからと化物姿のまま周辺のギルド相手に初見殺しからのオーブ簒奪を重ね(アニメでは殲滅に尽力し)、挙句の果てに楓の木メンバーのサリーとカナデのスキルで七体に分裂、もとい六体の分身を出してもらい、その結果七体の化物が敵プレイヤーを次々と食べるわ踏みつぶすわ火(アニメ版では熱線)で焼き尽くすわの地獄絵図と化した。
原作書籍版
楓の木拠点でのvs集う聖剣の戦いに勝利後、暴虐で大規模ギルドを荒らす作戦に出た。
なお、その道中で名無しの魔法使いが楓の木の轢き逃げに遭い夜空中に放り出されていた。
炎帝ノ国の拠点で楓の木vs大規模ギルドvs炎帝ノ国vs集う聖剣の乱戦となった。
身捧ぐ慈愛(を使用したと同時にペインが放ったと思われる光を浴びる)→暴虐解除→今日の分の暴虐使用→分身という流れで、サリーとカナデが使用した幻影世界(ファントムワールド)の効果時間は3分の為すぐに元に戻り、貫通攻撃を浴びに浴びた事でまた暴虐が解除されたが、空を飛べる機械神を始めとするスキルで暴れまわった為大規模ギルドは包囲を諦める事になった。
奇襲に失敗した集う聖剣が楓の木と距離を置きながら大規模ギルドを潰し、楓の木の標的が集う聖剣に移る前にいち早く離脱し、炎帝ノ国は機械神メイプルを参考にした自爆飛行で主要メンバーを連れて緊急離脱した(頑張りすぎて後に全滅するが、ポイントは10位入りした)し、暴虐7体は倒されるものの楓の木の思惑通りに進んだ。
名無しの弓使いによると第四回イベントの3日目は神魔大戦または終末の日と呼ばれる事になった。
アニメ1期
アニメ版では朧の影分身とカナデの幻影世界(ファントムワールド)の効果制限時間はなく、化物が蹂躙する様に重点を置かれているからか分身の効果が切れる事なく主題歌『究極アンバランス!』(by純情のアフィリア)のかわいらしい歌声をバックに暴虐形態で最後まで暴れまくり、止めとばかりに朝日をバックに廃墟で七体の化物が一列で佇むという某名作アニメの世界滅亡を思わせるワンシーンというまさに曲名通りの『究極アンバランス!』な光景を視聴者に見せつけたのだった。
アニメ版では暴虐メイプル7体が大規模ギルド相手に勝利している為、炎帝ノ国は全滅を免れ、集う聖剣は暴虐7体に巻き込まれないように遠くから大規模ギルドを潰しながら観戦するなど原作書籍とは行動が若干変わる事になった。
また、この為に最終回では半分以上化物に変身したままであり、化物姿で女の子座りして(どこで用意したのか暴虐形態のサイズに合わせたバカでかいコップで)お茶を飲みながら休憩したり、発言するときも口調はいつものメイプルのままだが不気味な化物声だし……。
……あれ、この話って美少女が主人公じゃなかったっけ?
余談
アニメ版では朧の影分身とカナデの幻影世界で暴虐を「7体」に分身させていたが、サリーの幻影世界も加えていたら実は暴虐が「10体」になっていたのである。恐るべし。
関連タグ
メイプル(防振り)…素形態
第二形態 大天使メイプル
第三形態 暴虐メイプル