概要
羽海野チカ原作のマンガ・アニメ『3月のライオン』に登場する将棋棋士。
cv:小野大輔
B級1組に所属する棋士のひとり、七段。
甘いマスクと優雅な振る舞いで集客率No.1と言われる30歳の若手棋士で、おおらかで天然な人柄。
登山を趣味とするスポーツマンでもあり、天然ゆえに悪気なく気に入った棋士仲間を登山に誘う癖がある。その結果、山で苦難をともにした棋士は櫻井に魅了され、対局の際に戦意を喪失することになるため、事情を知る三角たちから恐れられている。実際に、素直で一本気な松本一砂などはすっかり櫻井の信奉者となってしまった。
人格者で知られる島田開八段を登山に誘ったこともあるが、子供の頃、さんざん故郷で山菜取りに駆り出されていた島田は「もう山登りはこりごり」と拒絶、島田は櫻井マジックから逃れることになった。
「棋匠」挑戦者決定戦ではその島田開八段と対戦、あらゆる手を尽くして攻勢を仕掛けるが、負けない将棋を身上とし、試合巧者で知られる島田は巧みに攻撃をかわし櫻井を一蹴。挑戦権を手中に収めた。
一方、島田の挑戦権獲得を見届けた日本将棋連盟会長・神宮寺崇徳は、華がない地味な島田が勝ったことで集客率が落ちると肩を落とし、櫻井のほうが与し易しとみていた柳原朔太郎棋匠は、思わず島田を罵りつつ、その手強さに静かな闘志を燃やしていた。