概要
『新機動戦記ガンダムW』シリーズに登場するテロリスト集団。
「エピオン・ド・テロス」と読む。
展開したメディアで設定が異なるため、本項では『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop(以下FT)』・『新機動戦記ガンダムW EPISODE ZERO』の2つに分けて記載する。
Frozen Teardrop
前日譚のピクチャードラマ『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 次なる戦い(エピオンアレス)』で登場。
首謀者はのちのFT本編の黒幕であるディズヌフ・ノイエンハイム。
『Endless Waltz』から1年後のA.C.197年にリリーナ・ピースクラフトの居城サンクキングダム・キャッスルを占拠。核爆弾を盾にリリーナを含めた要人を人質に取っていた。
地球圏支配のために「PPP」という虐殺プログラムを手に入れる事が目的であり、PPPの起動に必要なサンクキングダム・キャッスルに存在する特別なコンピュータとピースクラフト王家の人間の生体認証を掌握しようと目論んでいた。
ガンダムチームの活躍によってテロ自体は鎮圧されたものの、結果的に「次の政府」が引き起こした占拠事件が数十年後のFT本編の流れを決定づける事となった。
EPISODE ZERO
収録エピソードの1つである「PREVENTER 5」で登場。
FTにおける「次の政府」のプロトタイプとなる武装集団であり、大まかな設定(時系列やサンクキングダム・キャッスルの占拠等)こそ共通しているものの、こちらの目的が「武装の許可、収監中の仲間の解放、人質の身代金(地球圏国家予算の1/3)」であり、良く言えば現実的なテロリストで悪く言えばスケールダウンした小悪党と言える。
作中では占拠の後に作戦プランを立てたガンダムチームが出動した場面で物語の幕を閉じていたが、おそらくはFTと違って大きな代償も無く鎮圧されたと思われる。
備考
「次の政府」は見方を変えれば時代の大きな変化に取り残された集団でもあり、ピースクラフト王家が掲げていた完全平和主義へのある種の「答え」とも言える。
関連タグ
マリーメイア軍…前作における武装集団。