「惰弱な種は、今日よりサイデリアルの統治者たる我が支配する。崇めよ、地球人よ! 新地球皇国を……サイデリアルを!!」
CV:堀秀行
概要
新地球皇国の皇帝にして、サイデリアルの統率者。外見は、金色の武具と牛のような角のついたサークレット、濃紺のマントを身につけた筋骨隆々の男。
その正体は、ガイオウと呼ばれた男…ヴァイシュラバと同じく次元将の一人であり、「皇帝アウストラリス」を名乗ってサイデリアルに属していた(ドクトリンやテンプティの反応を見ると御使いに与えられた名前の可能性あり)。なお「ヴィルダーク」とはガイオウの「ヴァイシュラバ」同様、次元将としての名前であり、本名は不明。サイデリアルにおいては絶対者として君臨しており、あのバルビエル・ザ・ニードルですら従っている。
ガイオウと同様、「根源的災厄」と戦うために力を集めて挑んだが敗走。より強い力を求めた末に、不屈の意志で御使いと戦っていたスフィア『立ち上がる射手』のリアクターを討ち、新たなリアクターとなった。
サイデリアルが蒼の地球に侵攻した後は皇帝として振る舞いつつも、御使いへ対抗するための計画を尸空、エルーナルーナ・バーンストラウスと共に進めていた。
本来サイデリアルのスフィア・リアクターは、下剋上を恐れる御使いによって、他のリアクターからスフィアを奪う能力を制限されているが、ラース・バビロンでの決戦では、スフィアを吸収する次元将の能力を覚醒させ、『怨嗟の魔蠍』『欲深な金牛』『沈黙の巨蟹』を自らのものとした。その力に己本来の闘気を加え、恐るべき力を持つ。
ラース・バビロンでの戦いでは敗北したが、「敗北したのであれば、俺はまだその分だけは強くなれる」と捉え、蒼の地球から去っていった。
内心では自らのやってきたことが正しくないと知りながらも、今まで奪ってきた命たちに報いるため、カオス・コスモスにおいて真化融合を果たしたZ-BLUEに戦いを挑むも力及ばず敗北し、喜びのアドヴェントに4つのスフィアを奪われ、死亡してしまう。
しかし、生と死の狭間において、「鬼宿」の力で存在していた尸空の魂と邂逅。
『立ち上がる射手』を通じて超時空修復に力を貸した後、同胞達と共に新たな地平へと去っていった……。
余談
名前の由来は仏教の仏神で、四天王の一尊「増長天」のインド名「ヴィルーダカ」だと思われる。偽名であるアウストラリスは、いて座で最も明るい恒星「カウス・アウストラリス」が由来。
ユーザーからは「ドロップキックおじさん」なる愛称で呼ばれている。