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小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。


概要編集


驍宗登極後の朝にて傅相(小さな麒麟の養育のため、私生活から政務まですべての面倒を見、時には教師ともなる役職)兼、戴国瑞州令尹を務める。泰麒にとって最も親しかった臣下。

泰麒に対してじいやを自称し、令尹とは子守のことだと嘘をついたり(実際は宰相のことである)、「白陽の日、雲海から下界が見えるか」との問に、実際は雪の照り返しで見えないことを知っていながら「確かめに行ってみますか?」と答えるなど、茶目っ気のある性格。

もとは驍宗軍の軍吏であり、驍宗配下の文官の中でも逸材中の逸材として名高かった。英章とは、お互いを悪し様に言い合っているが、実は似た者同士で馬が合うとされる。



他者からの評価編集


英章曰く“正頼には取り柄というものが一分もないから、足蹴にするのに気が咎めなくていい”



作中での行動編集


華胥の幽夢冬栄では泰麒が大使として漣国へ赴いた際、同行した。


黄昏の岸_暁の天では泰麒が起こした鳴蝕による仁重殿の崩壊に巻き込まれ負傷、同じく巻き込まれた潭翠に担がれ助け出された。


白銀の墟_玄の月では謀反人の手に渡らぬよう、混乱に乗じて国庫の中身を隠匿、そのため捕らえられ六寝の内殿に拘束され拷問を受けていた。




関連タグ編集


十二国記 戴国 驍宗 泰麒 李斎 白銀の墟_玄の月 黄昏の岸_暁の天 冬栄

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