CV/伊藤節生
概要
灰髪にメガネが特徴の、私立咲鐘湖(さかねこ)学園高校2年生。
何かというと異世界バトルアニメの立ち振る舞いをする中二病患者。そのため他の生徒からは敬遠されるが、青山絵里香の誘いでアニメ研究部に入部する。阿佐ヶ谷未乃愛からは入部前に会った事がある第一印象から最初は「グリモワールの人」と呼ばれた。
絵里香から「カイカイ」とあだ名を付けられ、その度に「武蔵境・塊だ!」と訂正するも、そのまま「カイカイ(先輩)」が定着することになった。
廃部を賭けた生徒総会ではメガネをはずして演説し、部の危機を救った…が、実はあがり症。メガネをはずして人が見えなかったが故に演説が出来たのであった。
怪しげな言動をものともせず話しかけてくれる中野光輝とは、普段から仲がいい。
合宿時にラッキースケベな出来事があっても怒らなかった高円寺美子に対して、自分に気があるのでは?と思い込んでいたが、 美子は彼と中野のカップリングでBLな妄想をする腐女子で、それ以外は3次元に興味ないと性分だった。(そればかりではないような様子も見せたが、それは結局謎のままだった…)
なお、アニメにおける「謎の光」を見てみたいと語っていた未乃愛と上井草有栖はこの時の思い違いで暴走した彼によってその意義を思い知らされることになる…。
(以後ネタバレあり)
アニメ研究部が学園祭にて制作したアニメによって学園の生徒達が次々にアニメにはまりだし、部活動にアニメチックな行動を取り入れるようになる。それにより、未乃愛を除く研究部員、特に彼が有頂天になる。しかし、中野の裏切りで再び廃部の危機に陥り、それを乗り越えた先に未乃愛を待っていたのが、周りの人間が徐々にアニメ世界に侵食されていった姿だった。困惑する未乃愛だったが、彼にはいつもとあまり変わらないと述べたのだった。
全てが解決した後のアニ研は彼以外の部員は5人全員女性となり、彼の望むラノベ主人公のようなポジションに収まったのであった。
なお、本編終了後の番外編「ユクトシ、クルトシ」での未乃愛の語りによると、年越しを誰かと一緒に過ごしている模様(中野はいなくなったのでおそらく最終回に登場した名称不明のネコ耳着けた女子部員と思われる)