段差
だんさ
隣接する水平方向の平面の、それぞれの高さが異なる場合、各平面は「段」となり、段と段の高さの差が段差となる。地形の段差は崖となる。
上の段と下の段が同じ物体(固体)の上にあり、崖の部分が凹凸のない垂直方向の平面である場合、上の段で段差に向けて物(乗せる物体にダメージを与えない重さで、転がりやすい形をしたもの)を転がせば、重力により物は段差から下の段へ落ちる。下の段で段差に向けて物を転がせば、段差にぶつかって物は止まる。
このように、限定的ではあるが壁のように空間を区切る役割を果たす場合もあり、舞台では役者・俳優と観客を、儀式の場では地位の高い者と高くない者を、空間を連続させながら明白に区切る機能を持つ。
段差が小さければ、壁に張り付く能力がない動物でも、一定以上の大きさや脚の長さがあれば、下の段から上の段へ上がり、上の段から下の段へ落ちずに降りることができる。小さな段差を連続させて、人間などが上り下りできるようにしたのが階段である。
踏み台、脚立、はしごなどで人工的に段差を作り、上ることで、床や地面からでは届かない物に手を触れることもできる。
ゲームのキャラクターは、段差から落ちない(落ちられない)、段差から落ちてもダメージを受けない(「ドラゴンクエスト」シリーズ。落ちない段差も多い)、段差から落ちてもダメージを受けないが底が見えないとアウト(「スーパーマリオブラザーズ」)、割とシビアにアウト(「スペランカー」)と、影響は様々である。
シミュレーションゲームでは、高低差をシステムで採り入れている場合、それにより移動先や攻撃の射程が制限されることが多い。
人間などの場合、段差の上に小さな方が、段差の下に大きな方が乗ると、身長差をある程度相殺する、もしくは身長差を逆転させることができるため、コンビやカップリングで色々と想像が膨らむだろう、たぶん。
コメント
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すべて見る黄昏に君を抱きしめて
以前、冴羽家リビング例の段差は何ぞ…?という話があり、それ以来、何かそういうお話が書けないかと思っていました。そんな、段差が出て来る話です。よろしければどうぞ。2,832文字pixiv小説作品