比丘尼
2
びくに
比丘尼とは仏教における女性の僧侶、尼僧のことである。
男性の修行者のように出家信徒のための戒律(具足戒)を受ける儀式を経て出家した女性。
250の戒律を守る男性僧侶(比丘)と比べ、守らなければならない戒律の数が多く、348にものぼる。
しかも比丘に対して劣位に置く八敬法、という制限が課せられる。
最初の比丘はガウタマ・シッダールタの養母マハープラジャーパティー(摩訶波闍波提)であり、上記の戒律数の多さや八敬法もこの時から存在すると伝わっている。
比丘尼からは比丘と同様に解脱者である阿羅漢が輩出されたと仏典には記述されている。
コメント
コメントはまだありません