概要
波紋法に対抗するためにディオ・ブランドーが編み出した必殺技。
波紋疾走を流すのに必要な血液(血流)を凍結させることで波紋を流せなくさせる。原理としては、相手の体内の水分を気化させることで体温を奪い、凍らせている。
基本的に波紋疾走を防御するために編み出した技だが、その技の性質上敵を凍らせることが出来るので事実上攻防一体でもある。劇中ジョナサン達はディオに接触した時、波紋を流す前に身体が凍結してしまった。
波紋に対しての皮肉も込めているのか、技の性質も波紋疾走と少し似ている。触れた部分から波紋のようにジワジワと凍らせられる、無生物からでも波紋のように伝導させられる、喰らうと大ダメージを受けるか最悪即死することが多いなどの共通点がある。
また波紋が“流す”性質なのに対し、冷凍法は“固める(止める)”性質である。
劇中での描写
原作
作中ではツェペリさん、ダイアーさん、ジョジョの3人に使用している。
特にダイアーさんはこの技が原因で体を粉砕され死亡した。ツェペリさんも腕が腐る寸前に陥るほどの重傷に陥った。
ジョナサンもこの技に苦戦するが、直に触れず、無機物から伝導させる(この方法は逆に無機物から伝導させられて体が凍結してしまった)、火で無力化できるという攻略を編み出したことで一気に脅威度が落ち、最終的にグローブに火をつけた状態で波紋疾走を流されたことでディオは敗北した。
PS2ゲーム版
技名が設定されており「冷凍波」「アイスカッター」「コールドディスク」「絶対零度」などがある。多くが冷気を纏った拳で攻撃するという技であり、コンセプトが波紋に近い。
ちなみに冷気系の攻撃は命中すると相手を凍らせて動きを封じるので、このコンボを繰り返すだけで一方的にボコれる。
ディオのチャージ技「絶対零度」ではなんと氷の双璧を生み出して攻撃するという表現がされている。もはやホルス神である。
ただし飽くまでも接近戦用の技というコンセプトは変わっておらず、氷塊を飛ばして攻撃するようなことは出来ない。
余談
小説『JOJO'S BIZARRE ADVENTURE OVER HEAVEN』だと、第3部の時点でも使用することは可能だったが、完璧に馴染んでないジョナサンの肉体では制御に難があり、対波紋用なのでスタンドに対しては有効打になり得ない「過去の技術」として封印しているとされた。