概要
遊戯王OCG及びアルバスの落胤に関する背景ストーリー烙印世界に登場する幼い少女の姿をした氷水モンスターで、体色が緑や黒色が多い氷水モンスターには珍しく黒い部分が一切存在せず体色も白いのが特徴。
本拠地である氷水底イニオン・クレイドルの指導者氷水帝コスモクロアの後継者であり、頭部にはあちらと同じくミルククラウンを模した王冠のような装飾がある。
また、公開されている設定画によるとよく笑う氷水帝コスモクロアとは対照的に氷水モンスターにしてはよく泣くらしい。外見通り情緒はまだ幼いのだろう。
尚、後の関連カードを見るに彼女には過酷な運命が待ち構えており…
カードテキスト
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「氷水」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードが相手の効果の対象になった時、
または相手モンスターの攻撃対象に選択された時に発動できる。
自分の手札・墓地から「氷水のエジル」以外の水属性モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに手札に戻る。
このターン、このカードは1度だけ戦闘・効果では破壊されない。
解説
(1)は「氷水」魔法・罠カードのサーチ。
氷水大剣現をサーチすれば氷水モンスターをリクルートすることが出来、複数の氷水モンスターを展開できる。
氷水モンスターをサルベージできる氷水底イニオン・クレイドルやサーチカードの氷水揺籃の存在もあり、実質的にはこのモンスター1枚で全ての氷水モンスターを手札に持ってくることが可能。
他にも氷水侵食や氷水呪縛で妨害・ロックを構えるなど状況に合わせた氷水カードにアクセスできるため非常に優秀。
(2)はこのモンスターが相手の攻撃・効果の対象に選択された場合、手札・墓地から水属性モンスターを特殊召喚する効果。
水属性であれば氷水に限らず特殊召喚が可能で、この効果を使えば氷水底イニオン・クレイドルの弱体効果を相手バトルフェイズに発動することもできる。
加えて、この効果で特殊召喚した水族性モンスターはエンドフェイズに手札に戻るので間接的なサルベージ手段としても使える。発動の際はそれらを意識して発動しよう。
更におまけの破壊耐性によって場持ちも良くなるので壁としても扱える。
まとめると(1)のサーチ効果で状況に応じた「氷水」魔法・罠カードをサーチし、灰流うららや無限泡影で妨害されても高めの守備力と(2)の効果により下級モンスターにしてはそこそこ場持ちも良いモンスターであり、【氷水】デッキの中核を担うモンスターと言えるだろう。
余談
名前の由来は鉱物の一種である「エジル輝石(エジリン輝石)」と思われる。
北欧神話の海神エーギルに由来して名付けられ、日本では「錐輝石」とも呼ばれる。
この鉱物に含まれる鉄分がアルミニウムに置換されると翡翠輝石となる。