曖昧さ回避
通常モンスター
概要
「こおりみず」と読む。
属性や種族が同じなので後述である「テーマ方の氷水」とは多少のシナジーはあるが、漢字が同じでも読みが異なるので「氷水(ヒスイ)」専用のサポートは受けられない。
カードテキスト
攻撃的なマーメイド。
体に生えているトゲを使って攻撃する。
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概要
「ヒスイ」と読む。
属するモンスターは全て水属性・水族で統一されており、カード名は宝石の翡翠に由来するものが多い。『BATTLE OF CHAOS』で登場した一部の氷水カードは前半部の読みが「ヒスイテイ」で統一されている。
カードテキスト
BURST OF DESTINYで登場したモンスター
(2):このカードが墓地に存在する状態で、
自分フィールドの表側表示の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
このカードを除外して発動できる。
自分の手札・墓地から(同名カード)以外の「氷水」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
解説
豊富な特殊召喚手段を活かしつつ、フィールド魔法の氷水底イニオン・クレイドルによる相手の弱体化や氷水艇キングフィッシャーによる守備表示での攻撃で戦闘を行う中~長期戦向けのビートダウンデッキ。氷水帝コスモクロアや氷水呪縛の存在によって限定的ながらロックデッキとしての性質も合わせ持ち、フィールドで発動するモンスター効果が主体のデッキには高い拘束力を誇る。
デッキタイプとしては氷水帝コスモクロアや氷水呪縛によるロック型と氷水帝エジル・ラーンによって水属性・レベル10シンクロモンスターを特殊召喚する展開型に大別され、いずれのデッキタイプにおいても不足しているキーカードを氷水のエジルでサーチして補っていくのが基本的な動きとなる。
所属するモンスターの中で初期に登場した氷水のアクティ・氷水のティノーラ・氷水のトレモラはそれぞれ自身または水属性モンスターをコストにすることで蘇生・展開・手札交換を行うことが可能であり、墓地に存在する状態で自分の水属性モンスターが戦闘・効果で破壊された際に同名カード以外の「氷水」モンスター1体を手札・墓地から特殊召喚することができる共通効果を持つ。
これらの効果によって水属性サポートとしての側面も持っており、特に氷水のトレモラ・氷水帝エジル・ラーンは手軽に水属性モンスターを展開できるので他の水属性デッキに出張することもあり、【シャーク】や【海皇】、意外な所では【ティアラメンツ】や【壊獣】など他の水属性を主軸とするテーマとも組めるカスタマイズ性の高さも魅力の一つ。
弱点
弱点としては初動の細さと単体で仕事をするカードがほぼ存在しないという点が挙げられる。
氷水デッキは基本的に場か墓地に氷水モンスターを要求するカードが多く、氷水揺籃や氷水大剣現などのサーチ・リクルート手段も厳しめの制約や発動条件があるため先攻1ターン目からの展開は余程上振れない限り不得手としている。
また大半のカードが氷水のエジルでサーチできる一方で、エジル以外にカテゴリ内のカードにアクセスする手段に乏しくサーチ効果を止められた結果何もできずにターンを渡すことも少なくない。これらの事情からエジルが居ないと回らないが、エジルだけでは展開できないという構造上の欠陥も抱えており、増殖するGや灰流うらら等メジャーな手札誘発の大半と相性が悪いのも向かい風となっている。
加えてロックや弱体化によってモンスターにはある程度強く出られるが、魔法・罠カードによる除去も苦手としている。一応氷水侵食や氷水啼エジル・ギュミルによって大抵の除去には対処できるが、高速化が進む現代遊戯王では上述の安定性の無さと合わせて相手ターンまでにそれらを用意し切れないことも多い。こうした欠点を補うために【海皇】や【ラー】など他の水属性・水族デッキとの混合で弱点を補い合う形が近年では多い。
設定
アルバスの落胤を中心とした背景ストーリー『烙印世界』に登場する集団。
北の大地に存在する霧に包まれた秘境大霊峰相剣門のさらに奥地に存在する氷水底イニオン・クレイドルの住人。
イニオン・クレイドルに満ちている「氷水エネルギー」が自我を得た存在であり彼女たちはここから人型で生まれ、年齢を重ねるごとに白い体色が濃い緑色に変色していき、最終的に全身が黒い部分で完全に覆われた時にイニオン・クレイドルに還るという生態を持つ。
確認されている限りでは全ての個体が女性型で指導者である氷水帝コスモクロアやその後継者である氷水のエジルが公式の設定画で「氷水にしてはよく笑う・泣く」と描かれていることから、基本的に感情の起伏が少ない種族であるようだ。
相剣モンスターたちが剣に宿す「氷水エネルギー」と大霊峰を覆う霧はこのイニオン・クレイドルが発生源であり、彼らに「氷水エネルギー」を供給する代わりに武力に秀でた彼らに守護してもらうという形で長い間共存関係を築いていた。尚、この氷水エネルギーはドラグマ・デスピア陣営が用いる烙印の力を浄化する性質を持ち、劇中ではフルルドリスとエクレシアに刻まれた聖痕が烙印に変化するのを防いでいる。
物語中盤では、デスピアの力がイニオン・クレイドルの力を凌駕したことでその位置がデスピア陣営に捕捉され、多くの軍勢が差し向けられる。
彼女たちを守護すべく相剣モンスターたちがこれに対処する中、味方であるはずの相剣軍師-龍淵が裏切り氷水帝コスモクロアの命を狙った。
一般的には能天気な個体の多いスライム娘の物語とは思えないほどの超シリアス回であった。