流石したたか
さすがしたたか
流石家の長男で、父・あさはか(作家・冒険家)、姉・しとやか(家事担当)、双子の妹・あざやか、弟・おろそか、次妹・おちゃらかがいる。
作中では小学三年生から小学五年生に進級している。
小学生とは思えない厳つい顔立ちと小学生レベルでも背が低いアンバランスな容姿の持ち主。
頭は非常に悪いが悪知恵は働く。ただしアホ。
産まれたばかりの頃にガラパゴス諸島に置き去りにされて野生化して生き延びた事があり、そのことが本人にとってもトラウマになっている。
我侭で自己愛が強い一方で非常に繊細。傍若無人で捻くれているが自身が認めたり好意を抱いている相手にはそれなりに認めていたり情のある部分を見せている。
その体格の割にはかなりの怪力で意外と喧嘩が強いが、それ以上に非常に根に持ち、やられたら倍返しにでもしなければ気がすまない執念深さが一番恐ろしい。
したたかの仕返し
- クラスでいじめられた弟・おろそかの為に仇討ちをしたが、放課後そのいじめっ子の兄から仕返しを受け、その二人を落とし穴へ落として大量の生ゴミやら害虫やらをばらまく
- 目安箱によるクレームによってクラスで赤っ恥をかかされた仕返しに目安箱に大量のカエルを仕込む
- 些細なことで風邪を引き、注射を怖がり学校に逃げた際、自分がいなくて喜んでいるクラスメイトに激怒し、自分のクラスの給食に風邪菌をばらまく事でクラスメイト全員に風邪を移し、自分は堂々と完治する
・・・などと、自分を虐げたり侮辱してきた者には、あらゆる過激な仕返しをしている。
そんな彼であるが、実は小学四年生で初めて遠足に行けたという、まるで嘘のような経歴を持つ。
姉・しとやかが「一年の時はおたふく風邪。二年の時はゲリ便。三年の時は脱腸」と驚く父・あさはかにその理由を話し、あさはかを盛大にずっこけさせている。
もっとも、その初めての遠足もロクでもない結果に終わったが……。
家族
クラスでいじめられたおろそかの為に仇討ちをしたり、授業参観で父が不在中、あざやかの為に父親に変装して授業参観に出るなど、意外と家族想いではあるものの、父・あさはかに対しては赤ん坊の頃のガラパゴス諸島置き去りの件から連載当初は険悪だったが、中盤からは比較的父子仲も修復しつつあった。
弟・おろそかからは前述の仇討ちも含めて慕われているが、過去に散々な目にあっただろう妹・あざやかからは冷ややかに扱われている。