概要
埼玉県浦和競馬組合が浦和競馬場ダート2000mで施行する地方競馬の重賞競走(JpnⅡ)である。
1980年にサラブレッド系4歳(現表記3歳)以上によるハンデキャップ戦の重賞として創設された。
それ以前、「浦和記念」の名は浦和競馬場の各開催ごとの呼び物競走として用いられていた。創設時から現在まで浦和競馬場のダート2000mで施行されている。
1995年には南関東グレード制施行にともない、南関東GⅡに格付けされる。
1996年よりJRAおよび他地区所属馬も出走できる交流競走となった。
1997年からはダート競走格付け委員会によりGⅡ(南関東グレードではGⅠに格上げ。その後賞金の減額により2002年より再度GⅡに格下げ)に格付けされていた。
中央交流競走となった後の勝馬にはホクトベガ・キョウトシチー・タイキシャーロック・インテリパワー・マキバスナイパー・ヴァーミリアン・スマートファルコンといったGⅠ馬が名を連ねている。
条件・賞金等
出走条件
サラブレッド系3歳以上
中央競馬所属馬の出走枠は5頭。
本年の埼玉新聞栄冠賞の優勝馬とJBCクラシックで上位5着までに入った馬のうちの南関東所属最先着馬に優先出走権がある。
負担重量
別定。基本重量は、3歳54kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減(南半球産3歳2kg減)で本年11月11日以前のGI(JpnI)優勝馬は2kg、GII(JpnII)優勝馬は1kgの負担増となる(2歳時の成績を除く)
賞金等
賞金額は1着4000万円、2着1400万円、3着800万円、4着400万円、5着200万円。
ダートグレード競走褒賞金として5着までに入った地方所属最先着馬の馬主には100万円、同馬の調教師には40万円がそれぞれ支給される。
優先出走権付与
上位2着までに入った地方競馬所属馬には、東京大賞典の優先出走権が付与される。