済州航空とは
韓国南部を本拠地とする格安航空会社(LCC)である。
2216便とは
タイ王国・バンコクにあるスワンナプーム国際空港から務安国際空港へ向かう国際線で、旅行会社によるチャーター便であった。
事故機のプロフィール
処女飛行は2009年8月19日。アイルランドのライアンエアにリース導入され、同年9月4日引き渡しが行われたのち、2016年11月24日にリース返却された。 2017年2月3日に済州航空がリース契約し、同月10日から運用を再開した。事故2日前の同月27日には、2216便と同じバンコク→務安で運用されていたが、この出発時にエンジンが停止するトラブルが発生していたという。
事故の経過
事故は現地時間9時7分頃 (UTC+9) に発生した。事故との因果関係は現時点では不明であるが、着陸を試みる前にバードストライクが発生し、機体に何らかの不具合が発生していた可能性が高い。最初、務安国際空港南側からの着陸進入をしていたが、降着タイヤが展開しなかったため、上空旋回して北側から別の滑走路への胴体着陸を試みた。胴体着陸後、飛行機は滑走路をオーバーランし、時速200㎞で路外フェンスに衝突した。事故の衝撃で分解した機体からは多数の乗客が投げ出され、乗務員2名以外の乗客・乗員179名全員の死亡が確認された。
その後、韓国は2025年1月4日までの国家追悼期間となり、国内で色々なイベントなどが中止または延期される、悲しい年末年始を迎えてしまった。