渕正信
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ふちまさのぶ
渕正信は、全日本プロレス所属のプロレスラー。赤鬼、地獄の仕事人、色白ダンディズム等の異名に加え、全日本最後の良心。
「30年の長い間、全日本プロレスと新日本プロレスとの間には、厚い壁がありました。今日、その壁をぶち破りに来ました。全日本プロレスは選手2人しかいませんが、看板の大きさとプライドは新日本に負けてはいない!」
(2000年8月、新日本プロレスのG1CLIMAX両国大会でのマイクアピール)
『フッチー』の愛称で親しまれ、全日本プロレスを黎明期から支え続けた数少ない古参の一人である。
得意技は、バックドロップ、スモールパッケージホールド、低空ドロップキック等。
1974年4月に全日本プロレスに入門、その入門からわずか12日でプロレスデビューを果たした。
デビュー戦の相手は後にFMWを旗揚げし、国会議員(参議院)にもなった大仁田厚。
若手時代は大仁田、故ハル薗田(マジック・ドラゴン)と共に全日プロ若手三羽烏と呼ばれていた。
1987年、世界ジュニアヘビー級王座3代目のチャンピオンになる。それ以降5度同王座を獲得し、特に3度目の戴冠(10代目)に就いた1989年10月20日から1993年5月21日までの間、14回の王座連続防衛(2009年カズ・ハヤシが更新。17回防衛)と3年7ヶ月の在位期間記録を持つ。
キティちゃんをこよなく愛する著名人としても知られ、特注で作ってもらったキティちゃんのガウンを着て入場する光景は現在の全日前座名物の一つともなっている。
還暦を過ぎているが、未だに独身を貫いている。
ゆえに「渕が結婚しないのは、マザコンだからだ」とネタにされているとか...。
また、この独身である件はラッシャー木村が度々試合後のマイクパフォーマンスでネタにした事でも有名である。
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