概要
HCIAのエスパー。怪力を武器とする能力者。リアル女子力(物理)の持ち主。
非常に単純で精神の沸点が低い脳筋。ヒステリー持ちですぐ怒る。そのため能力制御に難がある。
本人は望んでいるのは乙女あるいはスマートな生き方なので「女性なのに怪力の持ち主」であることを非常に悩んでおり、ソコを罵倒されると一発でキレて、周囲被害お構いなしの破壊活動に走る。
自身の黒い長髪に、ものすごいこだわりを持っていて、手入れにも余念がない模様。(作内で炎に巻かれた折に黒幕に対して「わたしの黒髪がちりちりになってしまった」「刑務所に叩き込むだけじゃ気が済まない(=ブッ殺してやりたい)」と泣いてブチ切れる場面がある)高校生として潜入し、クラスメートに髪を(ほんの少しだけ)切られた際には、その時点で大暴れして武闘派一クラスを壊滅に追いやった。(そしてスケバンに祭り上げられた)
その能力と単純さからゴリラ女とあだ名されるが、これを呼ばれると当然ブチギレを起こす。
余談
とにもかくにも古い(しかもマイナー)作品の主人公(メインヒロイン)なので、作者の描く公式イラストですら、色彩設定がコロコロ変わってしまっているキャラである。
特に『るーみっくわーるど』での収録時には当時の担当編集のノリのせいか作者のカラフルポップ好きのせいか、表紙とカラー口絵で全く異なるカラー(色彩)で塗られていたりする(表紙は緑髪由羅、口絵は赤髪由羅)。
名前が『炎』上寺であり、激しやすい性格から、レッドヒロインのイメージが強く、口絵イラストの中に赤髪として塗られていたもの(赤髪由良)が複数ある事から、るーみっくファンの間でもそのように認識されて常態化しておりファンアートでは(あるいは公式絵ですら)髪を赤く塗られる事が多いが、実はコレは劇中で明示されている「本来の設定」とは異なっている(本項目のトップ画像もこのパターン)。
『ダストスパート!!』の本来の色彩設定はスタジオ・シップ(現・小池書院)にて出された単行本で描かれた表紙絵のものが近く、この版に準拠するならば由羅の髪色は黒(しかも作内本編の由羅の台詞を真に受けるなら、ガチの『ぬばたまの濡れるような黒髪』)が本来の設定である(まぁ赤髪なのに「たとえ」として「黒髪」という表現をしている可能性もあるはあるのだが)。
実は『うる星やつら』にもカメオ出演していたりする。「買い食い大戦争」(昭和アニメ版「買い食いするものよっといで!」)に登場する、お好み焼き屋の店員のおねーさんがそれで、あたるたちが潜り込んだお好み焼屋が「じぱんぐ」なのである。
ちなみに令和版でも同場面に登場している。ただ、その際に『ダストスパート!!』を知らないるーみっく勢から「かわいいモブがいる!」と話題になるも、そのあげく古参のるーみっく勢から「モブじゃねぇよ、由羅さんだよ! れっきとしたるーみっくヒロインだよ!」と突っ込まれる事となった。
ただし、この時に誰が彼女のCVを担当したのかは昭和版・令和版ともにノンクレジットとなったため解っていない(おそらくは同話に出演した誰かの兼役)。