概要
あなテコに登場するレギュラー格の人間の一人。
名前の由来は田中智学、もしくは田尻智から来たのではないかと思われる。
なお、視聴者の評価は大きく賛否が分かれている。
性格
借金を背負っているにもかかわらず、金銭感覚がルーズでギャンブル中毒者で変態という絵に描いたようなダメ人間である。そんな性格とは裏腹に根は優しく、悪しき妖狐に襲われている女神様を木製バットを片手に助けるカッコいい一面もある。
モチーフ
- 中国神話の羿説
- テコは神で、田中は人間。対して羿は妻である嫦娥に彼女の母から与えられた2本の不死の薬を全て盗み飲みされ、神の如き存在となった嫦娥だけが月に帰り、羿は地上に残された。そんな関係を意識したと考えられる。
- 木製バットを片手に、自分の身代わりに襲われるテコを助け出した。木製バットの由来は、羿が部下に棍棒で撲殺されたことと思われる。
活躍
ヤコの悪戯によって5億年以上幽閉される、どこでもドアを使用し、コピー体を量産されてはヤコに捕食されるという凄惨な地獄を見させられた。
考察
彼が登場する回は他の人物よりも特別な雰囲気を醸していることから、視聴者の間ではさまざまは仮説が浮かんでいる。
- テコがまだ人間だった頃の幼馴染説
・テコに初めて助けられた際に、まるでどこかで会っているかのような慣れのある会話が観られた。
・どこでもドア回の終盤でテコと手を触れ合った際に、自身が前に助けられたのではないかと記憶が蘇った。
・時間が戻る際には2人は手を繋ぐ。
- 兄妹説
上記と同様。
- 想像上の存在説
・5億年ボタンに対して臨機応変の発想と行動がなかった。これはヤコの作った特殊な空間であるから、従来の5億年ボタンの主人公のように悟りを開くことが出来なかったのだろう。
・仮想世界で作られたコピー体であるため、時間が戻ると記憶が保持されないはずなのだが、再度ボタンに触れると記憶が蘇るという矛盾が生じる。
・動画内でたびたびテコが本当は人間ではないかと仄めかされることから、そもそもチャンネルの登場人物が全てテコの思い描いた想像上の存在であり、したがって田中もその可能性が考察される。
- 故人の幻影説
死後の世界の回で語られた「人間は2050年までに死を超越する説」とテコの人間説(詳細はこちらの記事へ)を重ね合わせると、田中は故人であり、その意識は仮想世界にアップロードされたものと考えられる。
- テコの孫説
ヤコにどこでもドアを差し出された事に不安を感じた彼は、自身の祖母に「タダより高いものはない」と教えられた事を語った。その祖母こそが生前のテコであり、田中はその孫ではないかと考察。
余談
- *テコには特別な感情を抱かれている描写を見て、一部の視聴者は2人が脈ありであることに気付いていた。彼が登場する回の作画担当を務めた侑氏は、告知イラストに2人を応援する一言を書いていた。(現在は削除済み)今後2人の進展が描かれると予想される。
- *コメント欄には、仮想空間内でトレーニングをすれば良かった、ボタンそのものを壊して札束を手に入れれば良かったという意見が多い。しかし彼は分子レベルでコピーされた存在だった故に、その発想を思い浮かべることが出来なかったのではないかと考えられる。ちなみに同チャンネルの人物江州波は超能力を使って爆死仕掛けながらも諦めずに10京円という札束の山を手にし、男がいなくなった未来にタイムスリップするべく腕立て伏せを5000回もこなすというハードなトレーニングをやり遂げた。
- *本家の5億年ボタンの主人公は、永遠にも思える長い時の中で悟りを開き、空間と調和する者となった。一方で田中は悟りを開くことが出来ず、5億年過ぎた辺りから精神が崩壊してしまった。ヤコの5億年ボタンは、従来のものとは違う特殊なシステムに改悪されたものだからと思われる。トラウマになった視聴者もいる模様。