おいおい、最高かよ!
遊牧民に、私(オレ)はなる!
みんなも魔獣、ゲットだぜ!!
やはりかわいいは罪ッ 実に罪深い!!
あ、ダメだこれ 終わった
いざ 異世界へ!
本気でいくか
概要
2020年6月より木村まつり氏本人のTwitter及びpixivにて掲載開始。2022年11月にコミック単行本1・2巻がKADOKAWAのMFコミックスブランドより発売される。
異世界に召喚された普通の女の子『ミズキ』が召喚士『コピア』と共に魔王討伐の冒険をする物語。突然の作画解放やどこかの有名ゲームのパロディに定評がある。
登場キャラクター
勇者サイド
- ミズキ(13歳)
「なるほど 異世界転生か(超速理解)」
主人公。百合属性があり、敵に対しては慈悲がない脳筋鬼畜勇者。その一方で仲間想いであり、一人で元の世界に戻った時は残されたコピアとガーベラたちのことを心配していた。みんなと仲良くなって百合ハーレムを作る事を決意。
「労働!? なんて恐ろしい!!」
魔王に占領された国を取り返すためにミズキを召喚した召喚士。王女だと自己紹介したが、実際は王女ではない。
王都の学校に転校して独りぼっちだったガーベラの初めての友達になったが、周りの大人たちの策略により仲たがいしてしまう。かなりの毒舌持ちで煽りスキルが高い。
「姉さん以外に興味はない!」
魔獣ブタミサイルがグレードアップし、ツインブタミサイルになった後、再度グレードアップした姿。四天王の半分を一撃で葬る戦果を上げており、序盤ではミズキよりも活躍していた。
ミズキを「姉さん」と呼び慕っている。ミズキが日本へ強制送還された後も帰ってくることを信じ、ブルーソードを片手に単騎で戦っていた忠義者。
四天王の一人、ゴッドカノンから勧誘を受けるも一切合切無視して上記のセリフと共にミサイルで吹き飛ばした。しかし、生きていたゴッドカノンの攻撃からミズキたちを庇いその命を散らす。
その後コピアのおじいちゃんにより、ミズキ一行を抹殺するための敵として復活させられてしまうが…?
- 破壊龍のはーちゃん
「姉さん!一生アンタについていく!」
正式名称『究極の破壊龍(アルティメット・デストロイドラゴン)』。ミズキと離れ離れになっていたコピアが召喚した小型のドラゴン。ミズキとブタギガスを足して二で割ったようなヤツ。見た目は小さいが口から吐く炎『破壊照射(デストロイビーム)』に当たると即死する。しかし、それ以外にまともな攻撃手段を持っていない。
コピアからの指示でガーベラと戦っていたところを駆け付けたミズキに蹴り飛ばされ、彼女の腕っぷしに感服して舎弟になる。
一年前に死んだ父は、かつて先代勇者と共に若い時のコピアのおじいちゃんに召喚されて共に戦った先代の破壊龍だった。
実はメスである。しかも、人化が可能であるうえに人間の姿はいつもの姿とは打って変わって巨乳美少女となる。
戦いが終わった後、強引に日本に戻るミズキについていき、普段は人化した状態でミズキの家に居候している。
- コピアのおじいちゃん
「そんなはずはない 初めてじゃ!」
かつて勇者を召喚し、世界を救った召喚士。本名はストレ。その時の話をコピアに百回も話しているが、ボケが進んでいるせいで初めて話すと言い切っている。世界を救ったにもかかわらず王様にしてくれなかったことを妬んでおり、その夢を孫のコピアに託していた。死後も霊体として現れてガーベラの正体を伝え、即死級の威力を持つ伝説の短剣でガーベラを殺害するように指示する。全ての元凶その1。
しかしコピアは敵に甘すぎると見るや、ミズキとゴッドカノンの激突の余波から生じたエネルギーを利用してコピアの体を乗っ取り、現世に復活。インフィニットカオス、ウルトラパキラ、ブタギガスを自らの傀儡として復活させ、直接行動に打って出た。
登場する度に読者から辛辣なコメントが寄せられる程の嫌われっぷりな、まさに老害である。
- 先代勇者
「ふっ 勇ましいな ミズキは」
その昔、若い時のストレによって先代の破壊龍と共に召喚された勇者。復活したブタギガスに倒されたミズキの前に現れた。
当時の魔王であるイベリスを追い詰めるも、その息子(後のガーベラのパパ)の懇願で見逃した。
ストレが英雄であるにもかかわらず人々に疎まれ、闇落ちしていったことをミズキに語り、改めてコピアを救うため現世に戻るミズキを見送った。
魔王サイド
- ガーベラ(11歳)
「知らない人から物をもらうなってパパから言われているから」
本作のシリアスと不憫担当である魔王の少女。基本的に虫も殺せないほどいい子。父親に無断でコピアの王国を無血征服してしまったうえに、国が豊かになったので国民から支持されている。
ゼフィランサスとは幼少期から共にいた為、絶大な信頼を置いている。勇者側に寝返ったとの報告を聞いた時には真っ白になって放心状態になる程のショックを受けていた。
様々な行き違いから友人だったコピアと対立していたが、ミズキの仲介(?)もあって和解。王の座を退いて学生に戻った。
- オノデーモン
「フシュウウ」
殺意がやばい魔物。斧に触れると即死する。
- 魔獣ブタミサイル
「心配しても仕方ない 草食って気ままに生きよう」
背中に当たると即死するミサイルを背負った豚。危害を加えない限り攻撃をしてこないと言われているが「すきあらばころす」と物騒な発言をすることも。だが短足なので一度ミサイルを撃ったら再装填できないという、致命的な弱点を持っている。なので唯一の武器を失うことを恐れるあまり、一方的に人間に食用として狩られることが多い悲しい魔獣である。
- インフィニットカオス
「ぐわああああああああああああああああああ」
四天王の一人で、誰よりも忠誠心に厚い以外はこれといった特徴はないが結構つよい。登場と名乗りの後、僅か4コマでツインブタミサイルに消し飛ばされた。(内3コマはミズキとコピアの会話)
ガーベラの回想の中の方が出番もセリフも多い不憫なヤツ。さらにはコピアのおじいちゃんの『死の召喚(サモンデッド)』によりガーベラとミズキ達の敵として復活してしまう。
- ウルトラパキラ
「くそっ なんて煽りスキルが高いんだ・・・」
通称パッキー。
四天王の一人で、下から二番目に弱いらしい。出会い頭に煽り散らしてきたコピアを返り討ちにして捕縛した後ガーベラと合流するも、彼女の目の前でブタギガスにより一瞬で消し炭にされた。
インフィニットカオスと同様にコピアのおじいちゃんの『死の召喚』によりガーベラとミズキ達の敵として復活してしまう。
- ゼフィランサス
「どうか命だけは!なんでもしますから!」
通称ゼフィ。
四天王の一人で、ミズキたちと同年代の少女の姿をしている。
自称「四天王一かわいい」のだが、ミズキに魅力が通じなかった挙句、スミレに殴られ捕縛されて脅された為、寝返った。そして自称奴隷となるが、ガーベラと再会後にミズキを裏切った。その後は紆余曲折を経て再びミズキたちと共闘することになる。ヘタレな言動が多いがやるときはやるタイプで、コピアのおじいちゃんに甦らされて操られたインフィニットカオスを伝説の短剣で瞬殺している。
両親がおらず、5歳の時に当時赤ん坊だったガーベラの子守り役として拾われた過去を持っている(そのため、実年齢は15、6歳くらいと思われる)。
結局、四天王で唯一生き延びた。
- ゴッドカノン
「流石は魔王様をも魅了した私のカノン砲・・・(ブレード付き)」
四天王最強で最古参の存在。性格難のため仲間内からは敬遠されており情報は少ない。ブタギガスを仲間に引き込もうとしてミサイルで吹き飛ばされた・・・・・・ように見えたが無傷で生還。ガーベラの甘さにしびれを切らし、見境無しにミズキたちに襲い掛かる。
実はブタギガスの同族がさらにグレードアップした形態である。より人間に近い姿をしているのは、先々代魔王が我が子のように育てていたから。
コピアの正体にいち早く気づき、情報を断片的に伝えることで事態を混乱させた原因の一人。全ての元凶その2。
昔、普通のブタミサイルだった時に同族が次々と人間に食用として狩られたことから、人間に復讐することが目的であり、ブタギガスを殺害したり、ガーベラを見限り殺そうとするなど暴虐の限りを尽くしたが、最期にはミズキに倒され、あの世で同族や先々代魔王に再会したことで成仏した。
- ガーベラのパパ
「娘に英才教育するのはやめてくれ!」
先代の魔王で本名はルベキア。こちらから行動しなければ勇者は襲ってこないと考える平和主義者。ガーベラには普通の女の子として育ってほしかったので王都に留学させていたが、勝手に王国を制圧したと聞いたときには泣きそうになった。
全てが丸く収まった後は、学生に戻ったガーベラに代わって国王になった。
- 魔王イベリス
「おじいちゃんはもっと孫の顔を見たいぞ!」
ガーベラの祖父である先々代の魔王。人間を支配して魔獣が安心して暮らせる世界を作る野望を持っていたが、勇者との戦いに敗れ引退した。ガーベラには立派な魔王になってもらうべく英才教育を施していたが、教育方針の違いでガーベラパパに取り上げられてしまう。
死んでからも霊体になって現れ、ガーベラに学校を辞めるように忠告する。その後も暫くは魂のみの状態で彷徨っていたようだが、ミズキに敗れたゴッドカノンと冥界で再開し、ゴッドカノンとその仲間のブタミサイルたちと共に成仏した。
- 灼熱のバーニングチャコル
「燃やすのは得意です!なんでも燃やせます!」
日本に強制送還されたミズキを倒すため召喚されてきた雇われ新人。四天王を雑魚と呼び、いずれ魔王も倒すつもりでいたらしいが、志半ばでミズキに瞬殺された。調子に乗り過ぎたね。
- 魔獣ほねハンマー
「逮捕する」
その名の通りハンマーを持ったガイコツ。一般兵で、城や勇者の状況をガーベラに逐一報告する。城内に侵入してきたブタギガスを捕まえようとしたが消し飛ばされた。
一般人サイド
- ミズキの母
「あら~痛々しい遊びね~ 母さんの若い頃を思い出すわ~」
ミズキも恐れるほど強い。あと過去に何かあった。
娘の自由を尊重する教育方針のため、コピアや人間形態のはーちゃんをもすぐに受け入れる度量の大きい人。
- カオリ
「見てたら慣れてきたし写真とっとこ」
ミズキのクラスメイト。チャコルを前にしてもすぐに慣れるほど適応力が高い。
- スミレ
「いやだ・・・ぜったいみとめない・・・!こんなの異世界ファンタジーじゃない・・・!」
ミズキのクラスメイト。異世界への理想が高く、ミズキの話やチャコルを前にしても全否定してしまう。
アイテム
- 勇者の剣
柄からビーム状の刃が出るが、電池切れになったりする。決してアレではない。
- コピアの杖
異世界同士の行き来に使える。電池切れになったりするが、魔法で充電することができる。
後半ではほとんどゼフィが使用していた。
- 魔獣玉
魔獣に投げつけると中に幽閉して味方として使役できるようになる玉。決してアレではない。
- ブルーソード
過去に世界を救った伝説の勇者が購入を検討した剣。あくまでも検討しただけである。
使い勝手の悪い勇者の剣に代わってミズキやブタギガスが中盤まで使用し、ゴッドカノン戦で勝利と引き換えに折れた。
- ダークネスペンダント
即死級の威力を持つ攻撃を無効化するペンダント。注意すべきは「即死攻撃」ではなく、「即死級の威力の攻撃」なので、強力な通常攻撃も対象となる。ただし攻撃に威力が上乗せされると判定がバグって効果を発揮できなくなる。
- 破壊龍召喚術の書
霊体になったコピアのおじいちゃんがコピアに託した書物。破壊龍のはーちゃんを召喚することができる。
- 伝説の短剣
召喚術の書と共にコピアに託された武器。先代の勇者が使っていた即死級の威力を持つ短剣で、霊体ですら一撃で強制成仏させることができる。