「テメエを置いて、地獄にゃいけねえんだよ…ッ」
CV:岡本信彦
概要
作中の漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公。
弥勒寺優夜とは漫画の中でライバル関係にあり、弥勒寺のことを唯一「優夜」と呼んでいる。
弥勒寺と同じく星幽複体(アストラ・ダブル)を使役する能力者。
殺された親友の荒木六角(あらき ろっかく)と妹の此処果(ここのか)の仇を討つため、弥勒寺優夜の行方を追っている。
*以下、ネタバレを含む*
本編での活躍
弥勒寺本人の口からのみ、存在が言及されていたが、星河ひかゆと同時期に現界していた。
現界した時点で原作が完結していなかった為、弥勒寺との決着がまだついておらず、仇討ちの目的で弥勒寺と敵対している軍服の姫君サイドに所属。
姫君から自分が物語の登場人物だという話を聞かされるが、「100%信じてはいない」と言い放った。
第17話でついに弥勒寺とボーダーワールド・コロッセオで対峙する。戦闘中に弥勒寺の木刀「黒那岐丸」の新たな能力や板額を出さない(正確には出せなくなっている)事を不思議に思っていた。
新たな能力を得たとは言え星幽複体の有無で弥勒寺に競り勝ち、止めを刺そうとするも新たに参戦したひかゆと反旗を翻したブリッツ、直後に板額を取り戻した弥勒寺との3対1という不利な勝負で敗北。
それでも弥勒寺に対する復讐心は消えなかったが、弥勒寺とひかゆから妹と親友を殺害した犯人は自分にバイヤールを与え、そのうえ名付けた老人であると知らされ、妹と親友を殺したのが弥勒寺であることは完全な誤解だったと知り驚愕すると同時にそのような展開を描いた創造主に復讐しようとするが、弥勒寺から「無意味」と説得され、アルタイルの本当の目論見を聞かされたことで弥勒寺たちに手を貸す。
一度決めたことを最後までやり遂げようとする性格から、楽天家の弥勒寺に「熱血直情馬鹿」とからかわれた。
全てが終わった後は弥勒寺とともに創造主である八頭司を海へ連れて、彼に不信感を表しつつも感謝の言葉を告げ、帰還した。
その後、原作漫画は新章に突入、キャッチコピーは「両雄、並び立つ!」、そこには新たな仲間を連れた弥勒寺と翔の姿があった。
戦闘
武器は三節棍を扱い、振り回したり関節を接合して棍術で攻撃する。能力無しなら弥勒寺とほぼ互角。
バイヤール
翔が召喚する甲冑とランスを装備したケンタウルス状の星幽複体、名前は翔の知り合いの占い師をしている老人が勝手につけたらしい。
直接的な攻撃の他に鏡やガラスなどの反射物から姿を現して攻撃することも出来る。
光が反射する物ならどこからでも攻撃でき、弥勒寺との戦いでは飛散したガラス片や水面から攻撃していた。
攻撃の際に反射物の色に応じた属性(黒煙、炎、風、雷など)が付加される、サングラスや血を塗ったガラス片など。
アルタイルがシリウスを乗っ取り返し復活した際にバイヤールとの連携攻撃を仕掛けるも、彼女の森羅万象第九楽章「因果還元」によってバイヤールは設定ごと抹消される、同時に三節棍も破壊されたことで戦闘不能となるも生還する。
わんもあ!
公式スピンオフ漫画「Re:CREATORS わんもあ!」にも登場しており、ブリッツとの初対面後、現実世界を観察していたところを彼をこよなく(異常な程)愛する美晴に見つけられる。彼女と出会った直後、美晴から結婚を申し込まれるが、当然、見ず知らずの人物の相手からの求婚なので拒否した。その後、美晴は原作漫画での自身と仲間の活躍を熱く語り、その内容から先述における軍服の姫君の話に信憑性を抱く。
そして、彼女から弥勒寺への協力を頼まれるが、ブリッツとの初対面時にて、「軍服の姫君側にいれば弥勒寺と戦うことができ、仇討ちも叶う」と決めていたため、美晴の頼みを拒否する。
もちろん彼女からそれを否定されるが、一部始終を見ていたブリッツが割って入り助太刀をしたことで、美晴の前から去る。
余談
彼の登場については、第3話にて弥勒寺自身も『来ねぇかな、あいつ(翔)…』と口走っていたり、第2シーズンOPでも姿を見せており、既にこれらの段階で参戦が示唆されていた。
第2シーズンOPで、殺された妹を抱きながら雨の中で叫ぶ原作のワンシーンと思われる場面がある。