CV:斧アツシ
概要
オリジナルテレビアニメRe:CREATORSに登場する劇中劇のサイバーパンク漫画、アニメ『code・Babylon』の登場人物である元刑事のバウンティ・ハンター。
主人公カンナギリュウスケ(CV:江口拓也)の相棒役で、亜人や合成怪物を専門で追跡するフラッシュライト探偵社所属。喫煙者。リュウスケとは同じ探偵社所属で、悪友といった関係。
武装は拳銃。普通の弾丸も使用するが、対義体用の銃弾「重力弾」という特殊能力を有した弾丸も使用する。重力弾の威力はメテオラの魔法陣を破壊し撃たれた対象も弾き飛ばすほど高い。
また、腕時計に組み込まれた重力制御デバイスを起動させることで反重力を操って浮游することが可能。
元刑事ということもあり常に平静を保っている。また、激昂しているアリステリアには「もうすこし現実世界を楽しめ」と、戦闘を避けたいと考えるまみかには現状の厳しさを諭すなど、客観的な分析力にも富んでいる。
実は物語内で敵によって機械に組み込まれた娘エリナを自らの手で処分した(そうせざるを得ない状況だった)過去を持ち、そのため、アリステリアからはまみかのような元いた世界への情景が感じられないと評されている。
弥勒寺優夜とは現界時に浅からぬ因縁を作っており、対面する度に衝突している。
『わんもあ!』では、時系列的には15話のAパートとBパートの間に相当するエピソードにて、白亜翔に協力を申し込む美晴をリボルバーで脅して翔から引き離すという形で美晴の前に現れる。自分たち被造物のことを嗅ぎ付けていた美晴に『部外者』と言い放って翔とともに去る。
翔が敵側につかないようにするという考えがあっての行動だとは思うが、ブリッツの性格を考えると、被造物の戦いに彼女をも巻き込んで無駄に死なせたくないという配慮もあったのだろう。
関連タグ
創造主
仲間
【この先17話以降のネタバレ注意】
アルタイルの真の目的には、元刑事ということもあり(※)既に気づいていたが、それでも彼がアルタイルに与しているのは、彼女の精神的に脆い部分が娘に似ていて放っておけないからだという。そんな彼を見たアルタイルは「だからこそ君は、最終決戦に望むべきではない。娘子のために、神を追え。シナリオなどではない、己のために」と創造主の駿河への復讐を後押しし、最終決戦への不参加を促した。
創造主である駿河駿馬に対しては娘を生体連結炉の動力として組み込まされただけでなく自らの手で処分させられるという展開にされたことから嫌悪感を露にしており、ボーダーワールド・コロッセオでは対アルタイル陣営の被造物との全面衝突には参加せず日産スタジアムに赴き彼女を襲撃。その際、アルタイルの創造主のことを「忠を尽くすに値する人物」と評し駿河を「成功者」とし「そういう人物に彼女の屈辱は分からない」と言い放つ。それに対し駿河は「最初から成功しとる人間なんぞおるかこのボケ。どんだけキツい夜があったと思うねん。あんたを捻り出すまでに、どれだけ腹のそこから泣いたと思うとんのや、舐めたこと言わんとけん」と発言する。
そして、襲撃現場に自衛隊が突入し包囲されるが、そこで自らの手で下したはずのエリナが現れる。
駿河からエリナが現界した理由を聞くが、自分の心を操るような作戦であるため、その点には憤慨する。しかし、予想外ではあったものの娘との再会が叶ったこともあり、駿河に対する嫌悪感は拭えないものの娘のためにアルタイルと対立することを決心しボーダーワールド・コロッセオに参戦。不本意ではあるものの因縁の相手である弥勒寺とも組んでアルタイル陣営と戦い、翔も仲間に加えてアルタイルと敵対する。
なお、撃たれた駿河はあらかじめ防弾チョッキを着用していたため、致命傷は避けていた。
※第7話で弥勒寺の前から撤退するときに
「そんなに時間は、残されていないはずだからね」
と発言しており、このときから気づいていたと思われる。
全てが終わったあとは駿河に対する不信感を本人の前で再び露にしつつも彼女からエールを送られ、娘のエリナとともに元いた世界へ帰還した。
その後、とある建物に「運命を変えるためその引き金を、引け───」とキャッチコピーが設定されたアナザーストーリーの連載を報じる広告が貼られており、そこにはリュウスケとともに銃を構え、エリナを抱いて立ち向かうブリッツの姿があった。