直江兼続(戦国BASARA)
なおえかねつぐ
上杉軍に属する武将の一人。
事ある毎に自身を無敵と称して憚らず、常に自信満々で血気盛んに相手に勝負を挑んでいく。
ただし、無敵を自称しておきながらその能力は低く、関連作品のほとんどでビッグマウスのやられ役扱いを受けている。一般的な時代劇における直江兼続公の義に厚いイメージとは全く無縁の、完全なネタキャラである。
主君である上杉謙信にツッコミを入れられて慌てて遮ったりする辺り、ある程度は自分の実力を理解している模様。
戦国BASARA
まだ現在のようなキャラ付けはされておらず、無敵でもなんでもない普通の一般武将(=モブキャラクター)だった。
尚、本作には「一般武将のセリフが表示される際、各勢力によって決まった武将の名前が出る」仕様があり、上杉軍においては兼続がその役を担当していた。
戦国BASARA2&英雄外伝
『2』で登場した際、長谷堂城での撤退戦をモデルにしたステージ「長谷堂猛追戦」において、一般武将なのに専用のデモ付きで登場するという破格の扱いを受ける。
「俺は無敵だ! 貴様なんぞに負けるわけがない!」との自信たっぷりのセリフと共に現れ、一般武将と同等かそれ以下の性能故にアッサリとやられ「ぐわああああ! 無敵なのにやられたあああ!」の断末魔と共に退場する、圧倒的なギャップがプレイヤーの失笑を誘った。
『英雄外伝』の「手取川の戦い」では前述の登場デモに加え、「俺は無敵の一番隊(1人雪組)!」との台詞もある。ちなみに兼続曰く「一番隊は無敵の俺一人」である。
更に同ステージでは「無敵の者に、勝てるはずがありませぬ!」と兼続に気圧される味方のセリフが聞けるが、別に兼続の性能や行動パターンが強化されているわけではない。
また、天下統一モードを上杉軍でプレイ中に突発ステージ「松永軍迎撃戦」が出現すると、捕虜の1人として登場。救出すると「なんのこれしき! 俺は無敵!」と叫ぶ。無敵ならどうして捕まってるんだよ……。
余談だが、公式の台本全集においては、兼続のセリフに「弱い武将」の役名が書かれている。
戦国BASARAバトルヒーローズ
宮本武蔵のストーリーモードの最終章とミッションモードのみに登場。
ザビー教信者を除くと、この作品唯一のネームドの陣羽織であり、何気に通常の陣羽織よりも体力が高い。
戦国BASARA3&宴
『3』ではモブから地方領主(CPU専用武将)の一角に昇格、それまでの平凡な兜も「愛」の前立てのついた豪華なものになった。どうも「一年かけて名を上げた!」らしい。
………が、「川中島凍土戦」の中ボスであるにもかかわらず、初期装備・低レベルでも3回殴れば片が付く程に弱い……(但し、仮にもHEROの為か、運が良ければ彼と鍔迫り合いができる)。
トドメと言わんばかりに、そのヘタレっぷりをより強く印象付けるようなセリフまで用意されている。相対したプレイヤー側の味方武将からは「無敵はともかく」とナメられ、同じ上杉軍所属であるはずの前田慶次にすら「近所の子供に負けるほど弱い」との不名誉をバラされる始末……。どういうことなの……。
大友宗麟に愛を認められて「ラバーズ直江」の洗礼名を与えられているが、「愛などどうでもいい! 俺は無敵!!」と突っぱね、自分で勝手に「ムテキ直江」なる洗礼名を名乗っている。
一部キャラのルートでは、彼が主催する日ノ本全土を巻き込んだ武闘会「直江状無敵戦」が登場する。
戦国BASARA4&皇
『4』でもしっかり登場。また、装備すると兼続が自身の無敵っぷりを延々と喋り続けるアイテム「直江無敵状」が登場し、より無敵が身近になった。
そして『皇』では、条件付きでこそあるがまさかの操作可能になった。
性能は45秒間限定ヘブンオアヘルモードと言った具合。
合戦中のルーレットで黒(プレイヤーキャラが変化する目)を出すと、たまに彼に変身する。45秒間の短い時間であるものの、あらゆる敵(巨大カラクリ兵器、本多忠勝や足利義輝等を含む敵武将さえも)を相手に一撃必殺が可能と、凄まじい無敵ぶりを誇る。
その一方、攻撃を一度でも受けると派手に吹っ飛んで変化終了する紙っぷりで、最悪NPCの兼続宜しく一瞬で退場する場合も。ただし、吹っ飛んで着地した衝撃にも攻撃判定がある為、相手の位置によっては文字通り相討ちでの勝利が可能と、退場する間際まで無敵ぶりを顕示している。
ただし、「攻撃を食らう→吹っ飛ぶ」のプロセスを経て変化が終了する為、遊戯書の「鋼のからだ(ほぼ全ての攻撃に吹っ飛ばなくなる)」を所持して出陣すると、攻撃を食らっても吹っ飛ばない為、45秒間文字通り「無敵」のまま大暴れできる。ただし、BASARA技の使用は厳禁。
普通の一般武将と変わらない。
地方武将へ格上げされてからは、「折れやすいが替えが利く(本人談)」のが強みの名刀・『無敵剣』を操りプレイヤーに立ち塞がる。
しかし、攻撃パターンは兵士と同じであり、防御力に至っては兵士以下と言う低スペックなので、余程注意深く戦っていないと、気付かずに倒している事態もしばしば。
4皇における性能は上記の通り。
バサラ技(と言っても真似事だが)は無敵剣による渾身の一撃を振り抜く……と思いきや、腕からすっぽ抜けた剣が前方へ吹っ飛んでいく。
当たれば普通に強力だが、溜め動作中は無敵ではないので、横槍が入ればあっさり中断させられる。なお、発動後は残り時間に関係なく変身が解除される。
I.G版のアニメでは劇場版を含め、地味に皆勤していたキャラである。
デザインは『2』での上杉軍一般武将を踏襲しているが、シーンによっては愛の前立てを付けたアニメオリジナルの兜で登場する。
初登場シーンでは、登場から1分足らずで本多忠勝の槍に小突かれ、派手にぶっ飛ばされて退場と、原作ゲーム以上に清々しいやられっぷりを披露した。後に前田利家にも同じ目に遭わされている。
劇場版では上杉軍が武田軍に敗北し吸収された為か、真田幸村率いる新生武田軍にて武田軍武将として登場している。
※イラスト左側の人物。
1年2組。新体操部唯一の男子部員。
自分を「絶対無敵の主人公」だと信じている。
かすがに目の敵にされているが、全くめげずに今日も暑苦しく輝いている。
容姿は、戦国と同じ前立てが付いた学帽に学ランを身に着けている。
上着のボタンは締めず、インナーとして「無敵 -MUTEKI-」と書かれたシャツを着ている。
1年生という設定を反映してか、戦国よりも少し幼い顔つきになっている。