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センシティブな作品

神の力

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かみのちから

神が振るう力。この記事ではとある魔術の禁書目録に登場する人物について記載する。

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概要

水の象徴にして青を司り、月の守護者にして後方を加護する者。

常に神の左手に侍る双翼の大天使。 旧約聖書においては堕落都市ゴモラを火の矢の雨で焼き払い、新約聖書においては聖母に神の子の受胎を告知した者。

神の右席後方のアックアの宿す属性でもある。

戦闘能力

世界の歪みや不完全な術式によって完全な状態での顕現ではなかったが、学園都市の超科学兵器をなぎ払い、二人掛かりで挑んだカーテナ=セカンドを振るうキャーリサとフランス全土の力を受けたデュランダルを持つ傾国の女を軽くあしらい、科学の天使である風斬氷華と最強の超能力者・一方通行の二人を同時に相手取って優勢。

撃破には後方のアックアがその身に『神の力』を引き寄せることで力を50%程まで減衰させ、上条がその存在を支える儀式場を破壊した上で一方通行が風斬のAIMを全力でたたき込まなければならなかったという、大天使の名に恥じない圧倒的な能力を持つ。

天使の中でも「神の伝令」という役割を持つことから特に情報の送受信に長けており『勘や予兆』といった第六感の情報を好きなように加工して、好きな方向・距離・タイミングで受信させることが可能であるため『神の力』には『前兆の感知』が通用しないらしい。

キャーリサ・傾国の女と戦闘した際には『翼から得られる予兆の取得速度』を狂わせ、彼女達を大いに苦戦させていた。

経歴

『御使堕し』で降りてきた天使であり

その際はロシア成教所属の殲滅白書のメンバー・サーシャ=クロイツェフに宿り、ミーシャ=クロイツェフを名乗っていた。

二十一巻にてフィアンマがサーシャを素体とし『御使堕し』を元に組まれた術式により再召喚された。

『自動書記』の遠隔制御霊装を組み込んだ杖により、フィアンマの意志に従って戦闘を開始。

風斬氷華が部分的に解読した言葉によれば「天界の元々居るべき正しい場所へ帰還することが目的であり、利害の一致からフィアンマに協力している。

目的のためならあらゆる被害は厭わない、帰還を邪魔するものは悪」……ということのようだ。

また、同じく風斬の見立てによれば内部に『火』が混じっているように見受けられ「違うフォーマットの力が強引に混ざっている」状態になっているらしい。

その後、二十巻にてフィアンマからガブリエルが『ミーシャ(ミハイル=ミカエルのロシア名愛称)』を名乗ったのは、四大元素の歪みが原因らしいことが明かされた。

神の右席のヴェントですら驚愕するあたり、かなり根の深い問題のようである。

なお『神の力』が本性を現した時、土御門は『神の力』に『水』を持っていかれてしまったため得意の黒ノ式が使えなかったことから『神の力』が力を行使している間は水の魔術が使えなくなると思われる。

一方通行達との激戦により一時消滅していたが、フィアンマにより四大属性の揺らぎが正された事でミカエルの力と混ざり合った状態を改善。

純粋な意味での『大天使』として復活した。

足りない力を取り戻すため、北極海の氷を目指して侵攻を開始する。しかし、落下するベツレヘムの星に残っていた上条当麻の操作により北極海上にてベツヘレムの星が直撃。

海中に没しつつある要塞の下層部にて上条と激突し、幻想殺しを受けて消滅した。

なお『死』を迎えた訳ではなく、

顕現する力を失ったことで元の位相に戻っただけだと推測されている。

21巻著者近影で触れられている通り、魔術・科学両サイドの精鋭が激突しているため、ある程度の強さの指標にもなる。

フィアンマ曰く50%の出力でも一方通行と風斬に勝利することが可能。

それでいてフィアンマ自身は完全状態のミーシャより強いと言うのだから手に負えない話である。

また、相対したキャーリサ曰く「人の手で倒すための糸口すら見つからない」

一方通行曰く「対策の糸口すら見つからないエイワス程じゃない。勝てる」

(ただし完全には反射できない範囲限定『一掃』を受ける前の評価。)

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