概要
竜族たちを救済に導くというナドラガ教団の神官長であり、エステラやトビアスの上司にあたる。
外見こそダンディなおじさんといった趣だが、冷徹かつ高圧的な雰囲気を漂わせ、目的のためならば手段を選ばない側面がある。
似ていないが竜将アンテロは実の弟であり、故郷の村が火砕流に飲み込まれ滅んだ時から二人は「自らの力でどんな手を使ってでも竜族を救う」と決意しナドラガ教団に入団した。
しかし、竜族による他種族や世界の支配こそが救済ととらえており、それを否定するエステラのことは「甘い」と称している。
目的のために黒いフードを纏った「邪悪なる意思」として暗躍しており、炎の領界の聖鳥フェザリアスを闇堕ちさせたり、氷の領界の恵みの木を凍り付かせたりと悪事を働いていた。
これは、竜族たちの不安を煽り、それを教団(および「解放者」である主人公)が解決することで「ナドラガ教団こそが唯一の救いの道」と思わせるための自演である。
手に持っている鈴のついた杖は洗脳装置も兼ね備えているようで、作中ではヒューザやエステラを暴走させていた。
主人公に倒された後はエステラの意志を聞き届け、彼女の選んだ道で竜族を救うよう激励して消えていった。
このことから、竜族やナドラガンドを救おうとする意志自体は本物であり、道を踏み外した哀れな悪党と見る向きもある。
しかし、真の黒幕は彼ではなかったのである…。
逆乱の竜ナダイア
「竜化の術」を使うことで変身することができ、Ver.3.5後期で中ボスとして立ちはだかる。
見た目は禍乱の竜アンテロの色違いで、部下のドマノ、ロマニも同様に竜化の術を使って襲ってくる(ただし部下二人はバトルレックス系統でありいまいち威厳がない)。
弟と同じく竜閃砲などの強力な特技や、嵐禍の陣という設置物を召喚してくる。