神風おばあちゃん
かみかぜおばあちゃん
ゲーム「艦隊これくしょん」に登場する駆逐艦娘「神風」。そのモデルである大日本帝国海軍の駆逐艦、「神風(2代目)」は1922年竣工と駆逐艦ではかなり古い部類にあった。
さらに、艦娘としての神風型は大正時代の女学生を思わせるどこか浮世離れした容姿であり、中でも神風は、しっかり者ながらどこか抜けているような部分が見え隠れする性格である。
そうした背景を元に「実はちっちゃいおばあちゃんなのでは?」という意見・発想で生まれた二次創作ネタが「神風おばあちゃん」である。
見ての通り、文明の利器に四苦八苦したり、
流行に疎かったり、
お年寄りにありがちなトラブルに巻き込まれたり、
大正時代のネタを披露していたり、
少数ながら、純粋におばあちゃんっぽい面倒見の良さ(?)を見せるものも。
2016年12月27日に追加された『師走ボイス』でも「大正の頃も・・・」と言ってしまい直後に慌ててはぐらかすなど、自分で墓穴を掘っている描写があり、こうした点も本タグの普及に少なからず影響している。ただ本人も艦歴の長さをちょっと気にしているので、いじり過ぎは遠慮したほうが良い・・・のか?
なお、その経歴と大正っぽい見た目だけならば神風型姉妹全員に当てはまるが、同様におばあちゃん扱いされるケースは意外に少なかったりする。
ちなみに実艦の神風は22号対水上電探を装備した際、古い船体に大きな電探を付けた様子を乗組員からして「バアさんに大きなリボン」なんぞと評されている。
おばあちゃん扱いが実装直後の一発ネタで終わらなかった大きな要因の一つとも取れる史実であり、姉妹の中で彼女だけがこの手の扱いを受けることは、ある意味宿命づけられていたのかもしれない。
全員神風より歳上である。
- 金剛:(進水日:1912年5月18日)
神風登場までお年寄りネタは専ら彼女が担当だった。朝日実装前までは彼女が日本艦最年長だった。
- コンテ・ディ・カブール:(進水日:1911年8月10日)
2021年夏イベントで実装されたイタリア弩級戦艦。一人称は「ワシ」であり、「寄る年波」や「今でも若いし!」等の言い回しに自身の艦齢の高さを気にする様子がみられる。
- ウォースパイト:(進水日:1913年11月26日)
史実でも第一次・第二次世界大戦を戦い、世界屈指の殊勲艦と激賞され「傷だらけの不沈艦」「オールド・レディ」の異称を持つが、そのオールドレディが由来でおばあちゃん扱いされてしまう。
- ガングート:(進水日:1911年9月24日)
カブールと歳が1ヶ月しか違わないが、なぜかおばあちゃん扱いされる事があまりない。
- ネヴァダ:(進水日:1914年7月11日)
神風よりも8歳年上で、ウォースパイトとは1つ違いである。
- 朝日∶(進水日∶1899年3月13日)
2023年夏イベントで実装。カブールより12歳も歳上である最年長艦娘。艦娘の外観の方は建造当時の戦艦ではなく練習特務艦を経て工作艦に改修された後の姿をイメージして描かれている。
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コメント
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「作ってしまったぁ」←あまりにも可愛くて、悶えました というわけで、今回の話は、バレンタインです。 神風の生まれた時代、チョコはありましたが、日本ではバレンタインはまだありませんでした(バレンタインにチョコをあげるようになったのは、戦後) また、自由に恋愛も出来ませんでしたし、デートなんて言葉自体もありませんでした。 そんな時代に生まれた神風にとって、今のバレンタインはどう映ったのか、妄想せずにはいられません。 今回登場したシベリアケーキは、今もあります。 老舗のパン屋さんなどで売っていることもあるそうです。 作中では「カステーラで挟んだ」と描写しましたが、実際は、トレーに敷いたカステラに融けた羊羹を流し込み、その上にカステラを被せているので、カステラと羊羹は密着しています。 生まれは大正時代で、ミルクホールや町中のパン屋さんでハイカラなお菓子として人気がありました。3,677文字pixiv小説作品