墓穴(はかあな)
墓穴(はかあな)とは、死者を葬るための穴(※1)。「ぼけつ」とも読む(※1)。
同義語に「塚穴(つかあな)」がある(※1)。
2023年10月時点で、該当するイラストは、本項のメイン画像に用いた作品のほか、上記の作品群がタグ付けされている(※ほかにもあるかも知れないが、少なくとも、一見して判るものは全て例示した)。そのうちの1作品はR-18Gであるために表示できないが、墓穴の前で敵(おそらく女兵士か女スパイ)を銃殺する場面が描かれている。捕らえた敵や被害者(戦争被害者や犯罪被害者)を墓穴の前で殺める場面は、物語や絵で描かれることがある。ただ、pixivでは今のところ多くはなく、上記の1例を挙げるものである(※R-18Gにつき、どのみち表示できないが)。
墓穴(ぼけつ)
墓穴(ぼけつ)とは、第1義に、棺や骨壺を埋めるための穴(※1)。第2義に、死者を葬るための穴。
同義語に「墓坑(ぼこう)」「墓壙(ぼこう)」「壙穴(こうけつ)」などがある(※1,2)。
中国語では、「あな」「ぼけつ」「ほらあな」などの字義をもつ「壙(コウ)」の一字で表す(※1,2)。
2023年10月時点で、第1義に該当するイラストはタグ付けされていない。
土壙
日本の考古学においては,墓穴(はかあな、ぼけつ)であれ、墓と無関係な穴であれ、人間が掘った穴は総じて「土壙/土坑(どこう)」と呼ぶ(※2)。
pixivのタグとしては
pixivのタグ「墓穴」は、「墓穴を掘る」(自身の墓穴を自ら掘ることから転じて、滅びる原因を自分で作ること)の意味でも用いられている。
2023年10月時点で、「墓穴」にタグ付けされているイラストの殆どはこの意味でのものとなっている。
ただし、日本語「墓穴」に「墓穴を掘る」の意味は無い。
なお、タグ「墓穴を掘る」のほうに「墓掘り」か「墓掘り人」でタグ付けしたほうが良いもの(転義〈比喩〉ではなくて本当の墓穴を掘っているイラスト)が出てくるかも知れない。2023年10月時点では1作品『穴掘り犬娘』(仕事で墓掘りをしている犬娘のイラスト)が該当したので、この作品に最も適したタグ「墓掘り」を追加した。
grave
grave(仮名転写例:グレイヴ、グレイブ、グレーブ)は、「墓(※3,4)」「墓所(※3)」「埋葬場所(※4)」「死に場所(※3)」を意味する英語である。
この語の元々の意味は、「土に還して骨に変える目的で死体を納めるための地中の掘り物」であり(※5)、遺体がすっかり骨になった後で改めて納骨堂に納めるのが本体のやり方であった(※5)。つまり、現在の語義は別の話として、原義に限っては「墓穴(はかあな)」が最も関連性が高い。
大半は「墓」や「墓所」の意味でタグ付けされているが、「墓穴」の意味に掛かっているイラストが全く含まれていないわけではない。
脚注
※1 コトバンク「墓穴」
※2 コトバンク「壙」
※3 英辞郎 "grave"
※4 ウィクショナリー 英語版 "grave"
※5 Online Etymology Dictionary(オンライン・エティモロジー・ディクショナリー)"grave (n.)"