概要
正式名称は「003型航空母艦」。
001型航空母艦「遼寧」、002型航空母艦「山東」に次ぐ、中国海軍3隻目の空母。2022年に進水したばかりの最新空母で、就役は2024年予定。
全長は山東とほぼ同じ315メートルだが、排水量は遼寧や山東と比べて遙かに増大しており、満載排水量は遼寧や山東の約6万~6万7000トンに対して、福建は約8万トン。米海軍のフォレスタル級に匹敵するスーパーキャリアー規模の巨大空母であり、これ程の巨大空母は米海軍以外では史上初となる。
また、艦載機発艦用に電磁カタパルトを3基搭載しており、遼寧や山東が運用してきたJ-15艦上戦闘機だけでなく、最新のJ-35ステルス艦上戦闘機を運用することが可能とみられる。
主力艦載機J-35戦闘機(手前)
機関もまた遼寧と山東が古典的なギアード・タービン方式であったのに対し、本艦では統合電気推進を用いている。次級となる004型航空母艦(仮称)では原子力空母になると言われているが、詳細不明。