魔神任務第二章、デートイベント 鹿野院平蔵 第一幕「嵐捕物帳」、塵歌壺での会話、キャラクターストーリー及びキャラクターボイス、誕生日メール、テイワット放送局第35回、原神公式ver.3.3予告番組、ver.3.3イベント 秋津ノ夜森肝試し大会 に関するネタバレを含みます。
概要
原神に登場するキャラクター、空×鹿野院平蔵のBLカップリング。
平蔵の過去と空の過去
鹿野院平蔵には キャラクターストーリー 神の目 で分かるように、親友を失った過去がある。
大切だと思っていた存在に裏切られ、その一年後には目の前で死にゆくのを助けることも出来ず、ただ駆け寄り声をかけることしか出来なかったのだ。平蔵があまり過去を語らないとあるように、彼がトラウマを抱えている可能性は非常に高いだろう。
また、空もテイワットにて救えなかった親友がいる。魔神任務第二章に登場する哲平である。
第35回テイワット放送局
にて平蔵と哲平の声優は同じであるが、あくまで声の似ている人として捉えてほしいと語られている。このことから、原神という世界の中で平蔵と哲平2人の声はかなり似ているという前提ができる。
空自身 責任感が強く哲平が他界したことを知った時、その原因となった邪眼工場を当時管理していたスカラマシュに対し怒りを露わにしていた。
魔神任務第二章の最後の雷電影との戦いにおいても、たくさんの人々の声が聞こえる中 より一層強く思い描かれていたのは哲平であった。
このことから空の中で哲平は大きな存在になっていたと思われる。
そんな自分の中で大きな存在であった人物とそっくりな声の持ち主に出会ったらどう思うだろうか?
空も平蔵も、お互いに自分の過去の親友と相手を重ねて見ている可能性は大いに有り得るだろう。お互いにお互いが爆弾であり、もう二度と失いたくない大切な存在になっていると考えられる。
誕生日ボイス
原神の世界ではプレイヤーが設定した誕生日を一度迎えるとキャラクターごとに誕生日のボイスを聞けるようになり、鹿野院平蔵もその1人である。
以下はボイスの本文。
今日は君の誕生日なんだってね。君をからくりとプレゼントの詰まった密室に連れ込んで、自力で脱出してもらいたい…なんてね、確かに思ったけど、冗談だよ。君が喜ぶって確信するまで、そんなことしないから。ほら、着いてきて。日が暮れる前に、とても素敵な景色を見せてあげる!
このことから鹿野院平蔵は主人公である空に対し隙あらば監禁したいと考えていることが汲み取れる。また、綺麗な景色を共有したいという年相応の可愛らしい願望もあるようだ。
誕生日メール
原神の世界ではキャラクターの誕生日にそのキャラクターからメールを受け取ることができ、鹿野院平蔵もその1人である。
以下はメールの本文。
小さな取引…
送信者:鹿野院平蔵
時間:2022-07-24
あれっ、今日はいい天気だね。
…賢い君なら、もう僕の言いたいことが大体掴めたと思うんだけどさ。
僕、今すごく困ってて、夕飯ものどを通らないほどなんだ。だってほら、直接君を誘うのはダメでしょ?万が一、僕が回りくどい言い方でプレゼントを欲しがってる、なんて思われたらおしまいだし。僕たちの友情は始まったばかり…ずうずうしいやつだって思われて、避けられちゃうのは御免だからね。
あっ、そうだ!こうしよう。君に会いたいけど気を悪くはさせたくない、この窮地から僕を救ってくれ!代わりに、君の解きたい謎を一つ解いてあげる。
一つじゃ少なかったら…二つでもいいよ。君が得する分には大歓迎だ。
ほらほら、ボーっとしてないでさ。僕のいる場所は知ってるでしょ?
何も語っていないにもかかわらず空は自分の考えを分かってくれているという信頼の厚い文章から始まり、空に会いたいけれどプレゼントを要求していると勘違いされてしまうのが嫌で図々しいと思われたくないという悩みを本人にするという面倒くさい彼女ムーブをしており、最終的には自分がいる場所は空には筒抜けであると認めている。
僕たちの友情は始まったばかり…とあるが、このメールが届いた日は鹿野院平蔵の実装(ver2.8 2022年7月13日)からわずか数日後である。
出会ってからのこの数日間でどれほど空のことを信用しているかを鑑みると、平蔵の空への謎の信頼は目を見張るものがあると言える。
夕飯…
送信者:鹿野院平蔵
時間:2023-07-24
夕飯はどうするか、もう決まってるかい?僕に奢らせてよ!
心配しないで、罠なんて仕掛けてないから。僕たちの友情は揺るぎないものだし、もうしっかり熟してるけど、それを宝石のように輝かせたいなら「変化」もたまには必要さ。いつもお世話になってるから、僕もこの機に恩返ししたいってわけ…やれやれ、こうやって心のうちを自白してみると、ますます僕がずっと企んでたみたいに見えるよね。
「企む」と言えば…フォンテーヌの推理小説が流行ってるらしいね。機会があったら僕にいくつか持ってきてよ、犯人を当ててみるから。ま、とはいえ小説と現実はかなり違うから、間違えてもがっかりしないでよ?
あっ、そうそう。君が苦手な食べ物については、事前に店主に言っておいたから、気を張らずに、軽い気持ちで来てね。
…お分かりいただけただろうか、これはもはやマンネリ化しないように色々考えてくれている彼女そのものである。
空は世界各地を旅して回っている(この1年ほとんどの旅人はスメールに滞在している)にもかかわらず、出会って一年そこらで友情は揺るぎなくしっかり熟しているなんて相当濃密な一年を過ごさないとなかなか言えないのではないだろうか?
推理小説を届けてもらうのを口実に会いたいと言っているようにも見えるし、特に最後の空の苦手な食べ物に関しては我々プレイヤーも知りえない情報であるが何故か平蔵は知っているらしい…
謎と愛が深まる一年だったようだ。
助手と相棒
平蔵のキャラクターストーリー3を見ると平蔵の助手は直感であるということが分かる。
以下ストーリー本文。
キャラクターストーリー3
「カツ丼には必ずトンカツが乗っているように、名探偵には助手が付きもの、って小説で読んだんです。」
奉行所内で、新人の上杉が満面の笑みを浮かべながら平蔵に近づいてきた。
「そこで平蔵先輩、僕が助手になるっていうのはどうです?僕って、けっこう賢いんですよ。」
平蔵は、その陽気な新入りの様子を窺いながら微笑み、顎をさすって答えた。
「君はあまり賢くない、僕の直感がそう言ってるよ。」
「え?平蔵先輩の直感が間違ってるんじゃないですか?」
上杉の言葉には、まるで喜劇のオチのような不思議な力があった。その言葉を発した途端、何人もの同僚や大先輩たちが思わず吹き出す。
賢い上杉は、自分が間違ったことを言ったとすぐに理解し、慌ててこう言い繕った。
「つまり…僕らの仕事は、直感だけに頼っていてはいけませんって意味ですよ!」
すると、今度はみんなが大笑いし始める。上杉は何がおかしいのか分からなかったが、ふと「自分は喜劇役者に向いてるのかも」と思った。
平蔵が手を伸ばし、肩の上の埃と気まずさを払う。
「さっきのは冗談だよ。上杉はきっと優秀な同心になれる、僕の直感がそう言ってる。」
「だから時間があったら、自分の助手を探しなよ。」
平蔵はそう言うと、戸惑う上杉と大笑いしている同僚たちを残して、風のように去っていった。
……
「そんなんで、鹿野院同心の助手になれると思ったのか?」
「僕はただ、平蔵先輩に助手がいないから、手伝おうと思っただけですが…」
「助手ならいるに決まってるだろ。あいつは何度も言ってたじゃないか。」
「えっ!?いたんですか?」
「ああ、何度も『直感がこう言ってる…』って言ってただろ。」
「えっと、つまり平蔵先輩の助手は…直感?」
「そう、あいつは直感を頼りに事件を解決するとんでもないやつなんだよ。」
平蔵は自分の直感が一番信じられる優秀な助手であるため、他に助手を作ろうとしていないのであろう。
しかし、こういった解釈もできる。平蔵の直感は優秀すぎるあまり、平蔵に他の助手なんて必要ないだろう と周囲から思われ孤立している。
元々平蔵は自由奔放で自分の信念に従った生き方をしているため他人の怒りを買うこともままあり、友人関係もあまり良好ではないように思われる。唯一の(かどうか定かではないが)友人である楓原万葉も目狩り令により指名手配されてしまい、気の置けない友人というものがいなかったのではないかと推測できる。そんな時に現れたのがモンドの栄誉騎士であり、璃月を救った大英雄であり、稲妻でも伝説を作った旅人である。
稲妻の神である雷神を説得し鎖国や目狩り令を廃止に導き、たくさんの人々を救った空が自分を探しに、ましてや必要無かったとはいえ魔の手から救い出してくれたとなればロマンチックな、運命的な出会いとでも思ってしまうだろう。
また 助手を採用し、親交を深めた後に殉職するなどして失いたくないのではないかとも考えられる。その点、各地で伝説を残す旅人ならば簡単に命を落とすとは考えにくいため助手でも相棒でも信頼足り得る人物なのかもしれない。
ver3.3
予告番組
2022年11月25日に放送されたver.3.3予告番組
での出来事である。
予告番組では毎回次のバージョンのストーリーやイベントにちなんだキャラクターが登場し、番組を進行してくれるのが鉄板になっている(2024年2月現在声優さんが進行役となり番組を進める形へと変更されているためかなりレアな予告番組である)。この時に平蔵は初めて予告番組に顔を出したのだが、星4キャラクターで実装時のバージョンではないということもあり平蔵関連の初のイベントが来るのではないかと界隈に賑わいをもたらした。
しかしあろうことか平蔵と空は予告番組中にイチャつき始め、界隈をざわつかせた。隣に他にもキャラクターがいるにもかかわらず、15万人ほどの視聴者に見られているにもかかわらず…
イチャついている場所を書き記しておくので気になった方はぜひ自分で確認してみてほしい。
14:08〜 31:10〜
秋津ノ夜森肝試し大会
ver.3.3のメインイベントである秋津ノ夜森肝試し大会は鹿野院平蔵初のイベント出演の場であり、メインキャラクターとして描かれている珍しいものである。
最初の覗き見平蔵から始まり、なんといっても注目すべきは顔面ドアップで平蔵に起こされる場面だろう。あの場面が衝撃的すぎて頭から離れず、目覚ましのアラームに設定した紳士淑女も少なくないはず。(多分)
その他
テキスト引用元
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