竿姉妹
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さおしまい
竿姉妹とは、同じ男性と関係をもった複数の女性達の事。
棒姉妹とも言う。語源は勿論「竿状、或いは棒状のモノを共有している(していた)女性達」から来ている。姉妹はあくまで比喩であり、実際に血縁関係にあるワケでは無いが、実の姉妹が同じ男性と関係をもつ事も当然有り得る。
また、母と娘が夫以外の同じ男性と関係を持った場合は「母娘丼」と呼ばれる。
同時に関係していても、違う時期に個別に関係していても、こう呼ばれるようである。
逆に同じ女性と関係をもった複数の男性達は「穴兄弟」と呼ばれる。
実のところ、哺乳類の生殖においては姉妹や兄弟で同じ異性を共有すると言う習慣は結構実例が知られている。
哺乳類は雄が子育てに参加する種は希少なのだが、雄が子育てに参加するライオンやシャチは兄弟関係にある数頭の雄と姉妹関係にある数頭から十数頭の雌の組み合わせで子供を作るのが基本である。
ライオンの場合は「自分の子も甥姪も同じ遺伝子を持っているのだから、護衛・養育する価値がある」と此れは此れで生存戦略としては筋が通っており、シャチの雄に至っては「余所の雌に産ませた実子は放置して、自身の姉妹が産んだ甥姪の世話をする」と父親としてよりも伯父叔父の立場を優先させる習性がある。
雄が身近で子供の養育や護衛をしない種でも、オットセイやゾウアザラシの様に「血縁関係がある雌の群れに交尾期に余所者の雄がやって来る」パターンや、ゾウの様に「血縁関係の有る雌の群の外周で用心棒をしている雄が発情し始めた雌と次々に交尾する」パターン等、姉妹同士で同じ雄を共有する例は幾つもの種で確認されている。
逆にオオカミ等のイヌ科の群れでは、異性と性交が出来るのは雌ボスや其れに次ぐ高位の雌の特権であり、その掟を破った下位の雌は姉妹だろうが娘だろうが、雌ボスから壮絶な制裁を受ける。
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