概説
歴代ベストの回と言われ、全4週の平均視聴率も歴代最高を記録した回である。また国内予選に参加せずに海外まで行った挑戦者が存在する唯一の回である。
行程
行程ではバンクーバー、ジャスパーとカナダを経由した。
挑戦者
名挑戦者が非常に多く、第一週第一問から顔が出たうえ泥んこクイズをドロップキックで通過し敗退後のセントルイスまで名前が出続けた者(レイクパウエルで敗退)、連続ラスト抜けの記録を作った者(ナイアガラで敗退)、バルタン星人など複数のニックネームをつけられた者(ボストンで敗退)など多くが終盤まで勝ち残ったため非常に盛り上がった。決勝進出者はどちらもクイズ番組初挑戦で旅行業界に関わっている人であった。
コース
予選・CP | 場所 | 形式 | ルール | 人数 | 罰ゲーム | 備考・関連タグ | 放送日 |
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国内第1次予選 | 後楽園球場 | 1塁側・3塁側移動→内野・外野移動→サークル移動 | - | 10203→100 | - | - | 1983年10月20日 |
国内第2次予選 | 成田空港 | ジャンケン | 先に3勝する。うち10組はジャンケンに先に3回負けた方が勝ち抜け | 100→50 | - | 男性と女性が半分ずつ残っており、全組男性VS女性の組み合わせとなった。 | 〃 |
〃 | 〃 | 敗者復活戦・航空券争奪早押しクイズ | 1問正解。1問不正解で失格。 | 50→51 | - | 航空券が3枚用意されたが、1問不正解ごとに1枚七輪で焼却処分された。 | 〃 |
第1チェックポイント | 東京→グァム | 400問ペーパークイズ | 上位40人以内の成績を取ること | 51→41 | - | - | 〃 |
〃 | 〃 | グァム空港40人目の上陸決戦 | 〇×クイズに正解すること | 3→2 | - | 「史上最大の敗者復活戦」の優勝者とペーパークイズ最下位通過2人によるサドンデス | 〃 |
第2チェックポイント | グァム | 突撃!〇×どろんこクイズ | 1問正解すること | 40→19 | - | - | 10月20日・10月27日 |
〃 | 〃 | 激突!〇×どろレスカルタクイズ | 正解だと思う数字の書いたカルタを泥のプールから1枚拾う。1問正解で復活 | 21→5 | - | - | 10月27日 |
第3チェックポイント | ハワイ | つなひきクイズ | カメ組とハメハ組に各6人ずつに分かれて綱引きを行い、引き勝った方の先頭の人に解答権がいく。1問正解で勝ち抜け、不正解の場合は2軍落ちとなり綱引きに参加できない。問題がわからない場合は、相手の方へ裏切ることができる。 | 24→12 | 文字のシールを貼った状態で日焼けする。 | - | 〃 |
第4チェックポイント | バンクーバー | 恐怖の三択ふだ捨てクイズ | 挑戦者に1~3番の札各2枚ずつと予備の札1枚の計7枚の札が手渡され、1問不正解ごとにその札を捨てる。3ポイント勝ち抜け。予備の札は上げたい番号の札を切らした際に一度だけその番号を記入することができる。 | 12→7 | - | 問題はカナダの木こりに関する問題や競技の結果を予想したりするものだった。全ての札が無くなると暫定失格に。 | 〃 |
〃 | 〃 | 敗者決定切り株ド~ン | 丸太を好きな長さに切り、その丸太の重さと自分の体重の差が最も大きい者が失格に。 | 5→4 | 他の挑戦者が切った丸太を薪に割る作業の後、自分が切った切り株を持ち帰る | - | 〃 |
第5チェックポイント | ジャスパー | 氷河イス取り早押しクイズ | まず椅子取りゲームを行い、あぶれた1人が凍結席という場所で待機。残った人数でクイズ挑戦。椅子に座った状態で問題を聞き、離れた距離にはる早押し機を目指しダッシュしてボタンを押す。不正解の場合は凍結席にいる挑戦者と入れ替わる。全員スルーの場合は凍結席にいる者に解答権が自動的に移るが、正解時の処遇についてはOAされていないため不明。2ポイント勝ち抜け。勝ち抜け者が出た後は再度椅子取りゲームを行って…の繰り返し。 | 10→9 | 氷河の氷でカキ氷作り&食事 | このチェックポイントの前に挑戦者の1人がドクターストップとなり、急遽帰国となった。 | 〃 |
第6チェックポイント | ロサンゼルス | 双子神経衰弱 | 早押しクイズで1問正解すると神経衰弱に挑戦。双子を当てることができれば勝ち抜け。一組だけ三つ子がおり、その場合は3人当てないといけない。お手付き・不正解は起立した上で1回休み。 | 9→8 | クイズ会場の豪華客船「クイーン・メリー」の甲板掃除。 | - | 11月3日 |
第7チェックポイント | デスバレー | 猛暑早押しダブルチャンス | 3ポイント勝ち抜け。1問につき2人まで解答権がある。お手付き・不正解は早押し席から離れた所にある荷物から厚着を1枚取り出して着ながら早押し席へ帰る。 | 8→7 | 防寒具を着て帰る。 | - | 〃 |
第8チェックポイント | レイクパウエル | クイズヨットスクール | 寝た状態で問題を聞き、起き上がって早押しボタンを押して答える。3ポイント勝ち抜け。お手付き・不正解は1問ごとに足の下にレンガが詰まれる。正解してもレンガは撤去されない | 7→6 | ヨットスクール風のスパルタ訓練。 | 当時話題だった戸塚ヨットスクールに引っ掛けたもの。 | 〃 |
第9チェックポイント | セントルイス | リレー珍発明クイズ | 次々と登場する珍発明が何に使われるかを当てる。解答はリレー形式。1問正解で勝ち抜け。 | 6→5 | クイズに登場した発明品の「強制マラソンマシン」を装着して走りながら空港まで向かう。 | - | 〃 |
第10チェックポイント | ナイアガラ | 早押しクイズ | 3ポイント勝ち抜け。お手付き・不正解はマイナス1ポイント。 | 5→4 | 観光船「霧の乙女号」の“人間ワイパー”。 | - | 11月10日 |
第11チェックポイント | オルバニー | 新・落下傘パラマキクイズ | バラマキクイズとは違い、数個の問題用紙を付けた落下傘が進行のその都度複葉機からばら撒かれるというもの。3ポイント勝ち抜け。勿論「ハズレ」あり。 | 4→3 | 複葉機に乗ってのアクロバット飛行体験。 | - | 〃 |
第12チェックポイント | ボストン | 早押しビンゴ通過クイズ | 挑戦者があらかじめビンゴの番号を設定。1問正解すると1マス指定し埋めていく。他の挑戦者が同じ番号を持っている場合は自動的にその番号を埋めていく。お手付き・不正解は埋めたマスを一つ指定し元に戻す。ビンゴが成立すると通過クイズに挑戦、正解すれば勝ち抜け。なお阻止もしくは不正解になった場合の処遇についてはOAで語られていないため不明。 | 3→2 | 美大のアトリエで絵のモデル。 | - | 〃 |
決勝 | ニューヨーク | 早押しクイズ | 10ポイント先取。お手付き・不正解はマイナス1ポイント。 | 2→優勝 | - | - | 〃 |
優勝賞品
総カナダ材の家
- カナダのカムループスで贈呈。材木のみで、自身が別途土地を購入し自分で丸太を切って組み立てなければならない。優勝者は「今回の旅で出会った仲間たちと一緒に遊んで楽しめる家を作りたい。」と語った。