概要
CV:藤原祐規
紅蓮の悪魔と呼ばれる地縛神「スカーレッド・ノヴァ」の忠実な使い魔。アニメ『遊戯王5D's』112話〜113話に登場した。
炎を人型に切り取ったような外見をしており、使い魔らしく尻尾を生やしている。顔立ちはデフォルメされていて表情も豊かなので、見ようによっては可愛らしく感じるかもしれない。
かなりファンキーな性格で、人を食ったような特徴的な喋り方をする。どこぞの満足を彷彿とさせる甲高い笑い方もチャームポイント。
そのキャラクターもさることながら登場回がスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンお披露目の回だったこともあり、たった2話の登場ながら割と印象に残りやすい。
作中での活躍
紅蓮の悪魔の意思に従い暗躍する。ボマーに予知夢を見せて操り、ジャック・アトラスをナスカの地へと誘き寄せた。
そしてボマーの弟であるマックスを操ってジャックとデュエルさせ、マックスのデッキに自身のカードを仕込み、メタを張ることでジャックを翻弄。パワーで押し切るという彼の信念を揺るがす。
その後、苦悩するジャックが辿りついた廃村で焚き火をしていた老人に憑依。圧倒的な力を求めるジャックを「紅蓮の悪魔のもとに来ればその願いが叶う」と嗾し、スカーレッド・ノヴァが封印された神殿に向かわせた。
神殿の地下深くにて姿を現すと、駆けつけた遊星を邪魔立てされぬようリアルダイレクトアタックで退け、契約の儀式と称してデュエルを仕掛ける。その条件はジャックが勝利すれば紅蓮の悪魔の力を与えるが、敗北すればジャックの肉体を奪い紅蓮の悪魔が復活するという……まぁ、遊戯王ではよくあることである。
相手の攻撃を躱しつつ、アニメのライフ4000制ではかなり痛い800ポイントのバーンを繰り返す戦術を繰り広げ、戦闘メインで押していくスタイルのジャックを苦しめた。
しかし、パワー一辺倒から戦術を切り替えたジャックにバーン効果を逆利用されるなどして、反撃を受ける。その後、色々試してみた結果やっぱりパワーという結論に落ち着いたジャックがバーニングソウルの境地に到達。(まだ勝負がついてないのに)主人であるスカーレッド・ノヴァの力を根こそぎ奪って召喚されたスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンにより切り札を戦闘破壊され、敗北。背後の邪神像が崩れてその下敷きになり、お陀仏となった。
なお、彼(?)はカードの代わりにディアハを彷彿とさせる石版を用いてデュエルしていた。
ゲーム作品での活躍
『タッグフォース6』にのみ登場。デュエリストとしての登場ではなく、条件をクリアすると夜中にシティ郊外に現れて夜の大会を開催している。
これは対戦相手が固定された何種類かのコースを勝ち抜いていく大会で、全てのコースをクリアすると紅蓮の悪魔のしもべからご褒美として三幻神のカードが貰える。 仮にも地縛神の眷属の手に神のカードが渡ってしまっていたことになるが、大丈夫なのだろうか……
使用カード
「黄泉の」と名のついたアニメオリジナルの闇属性・悪魔族モンスターを使用。
墓地に存在する限り自分フィールドのモンスターを破壊する『黄泉の餓鬼』を墓地に送っておき、破壊されることで相手に効果ダメージを与える『黄泉の船守』や『黄泉の防人』を繰り返し召喚・破壊することでバーンダメージを蓄積していく。
必然的に自身のフィールドはガラ空きになるが、相手の攻撃を封じたり逆に攻撃を強制する魔法・罠を駆使してのらりくらりと躱すなど、ロックバーンに近い戦法をとる。
切り札は上記の3体の黄泉モンスターを墓地から除外して特殊召喚される『黄泉の邪王 ミクトランコアトル』。やはりバーン効果を持っており、何気に攻撃力が3800もある。
余談
OCGパック「ETERNITY CODE」にて『スカーレッド・ファミリア』なるモンスターカードが新しく登場した。
その外見は王冠やマントといった装飾品を纏った紅蓮の悪魔のしもべそのものであり、自身の使用カードを差し置いてまさかのご本人がOCG化と相成った。
その効果はスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンに限らず、ドラゴン族・闇属性のシンクロモンスター全般をサポートするものとなっている。
そして地味に攻撃力が1600とそれなりに高い。アニメでも足踏みで神殿を破壊したり遊星に謎のビームを放ったりしていたので、地味に力は強いのかもしれない。
なお、当の「黄泉」シリーズはなんとコレクションパック2020にてOCG化を賭けたキャラクターテーマカード人気投票にノミネートされた。そしてあえなく落選した。
関連タグ
地縛神 レッド・デーモンズ・ドラゴン スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン