「久々の日本ね・・・!」
CV.???
概要
緒山まつりとは漫画『お兄ちゃんはおしまい』に登場するキャラクターで、主人公緒山まひろと妹の緒山みはりの実母。
物語開始当初より海外赴任をしており長らくシルエットのみの登場だけにとどまっていたが、満を持して第84話(劇中における正月)にて襲来した。
人物
性格
一言でいえば慈母。明るく常に笑顔を絶やさず、アクティブさも持っている。一方で何があっても動じない肝の据わった一面も見せる。
また、息子(娘?)のまひろから「おおらかすぎるッ!」と言われるほどに寛容でマイペース。
85話で明かされたとおり、まひろが女の子になることはみはりから最初から知らされていたとのこと。事情を聞いたときはびっくりこそしたものの、「そのうち元に戻る」「お部屋に籠もるよりはいい」とスカートめくりをしたり着せ替え遊びをする始末。しまいには自分も着せ替え遊びを始め、「きっつぅ…!!」とまひろに評される場面も。さすがのまつりもこのときばかりばプンプン怒っていた…
容姿
劇中トップクラスのグラマラスボディ。スタイルは娘のみはり以上のものをもち、かえでに匹敵するレベル。
まひろが20歳前後であることから年齢は40代と思われるが、初対面のもみじがみはりの姉と思うほど若々しい容姿。
外見はまひろにそっくりだが、頭部にアホ毛がなく、また少しだけ後ろ髪が短い。
まひろのアホ毛やみはりの黒髪は、まだ未登場の父親譲りなのだろうか。
まひろが女の子のまま戻らなければ、10年後はこうなっているのかもしれない…
その他
仕事が多忙であるという描写があり、みはりが飛び級で大学に通えているうえにヒキニートだったまひろがいても経済的に困っている様子がないことから、父親とともに中々のエリートであると思われる。
親としてはけっこうな放任主義であり、引きこもりの息子と年頃の娘を残して海外赴任するというのは端から見れば教育を放棄しているようにも見えるが、兄妹2人で問題なく生活できるくらいには育て上げているともいえる。フィクションではよくあること
みはりからは「親はいなくとも子は育つ」と冗談交じりに辛辣に評されているが、一方で「おかげでのびのびやっている」と感謝の言葉も出ている。
みはりに対する劣等感から引きこもってしまったまひろに対し「あまり気負わず 思うままに─」と声をかけているとおり、こう見えてまひろの性格や物事の受け止め方を完璧に理解している。さすがのまひろもこれにはタジタジだった様子で、次のコマでは母の慈しみを受け照れた少年のような顔をしていた。
なお、劇中のみはりとのやり取りから、みはりとはビデオ通話でこまめに連絡を取り合っていた様子。みはりが撮りためたまひろのあんな姿やこんな姿も当然に共有されていたのだろう…
他キャラクターとの関係性
緒山まひろ
実の息子。劇中でまひろを「まひろくん」と呼ぶほぼ唯一の存在。
前述の通り、現在は娘であることを普通に受け入れている。おおらかすぎるッ!。
お土産と称して服を取り出した際に「まひろくん元々ママ似だったから親子コーデで遊びたくて~」と発言しており、息子のかわいらしい容姿にはみはり共々メロメロだった様子。
目の前で粗相をしてしまったまひろに対して「まぁ大変!」と本気で心配する等、ちゃんとまひろのことを気にかけている様子がある。まひろがまつりを邪険に扱うのは、まひろもそれに気付いていることの照れ隠しなのかもしれない…
また、まひろのぐうたらで怠惰な面を治すには、生活力以前に「自己肯定感」と「自信」を身に着けさせる必要がある事に気づいている唯一の人物であり、「あまり気負わず」という言葉を投げかけている。
緒山みはり
実の娘。辛い時期に家を空けたことを謝罪し、みはりに感謝している。
まめにメールやビデオ通話等で連絡を取り合っているなど、とても良好な関係である様子。
親子コーデがピッタリであったことから、現在のまひろの容姿やスリーサイズもきっちり伝えられていると思われる。
穂月もみじ
「上のお姉さん」ともみじに評され、上機嫌になる。
母親のかすみとは知り合い(同級生?)のようだが、みはりと同級生のかえではともかくその妹のもみじとは初対面だった様子。
案の定まひろのカレシ呼ばわりされていたが、当のもみじ本人はまんざらでもない様子であった…。
穂月かすみ
昔からの知り合いだった模様。制服姿のまつりに対し対抗意識を抱き、かすみ自身も自身の制服を着てみるが、その姿を目撃した娘たちはドン引きしていた。
作中での動向
物語開始以前、大学受験の失敗と優秀な妹を持った事のプレッシャーと劣等感が重なってしまったまひろが引きこもりになったタイミングと前後して海外出張に行ってしまう。
第52話
回想で花壇に水をあげる後ろ姿が初登場。
商業版単行本6巻
おまけにて、幼少期のまひろ&みはりと共に写っている写真で登場。この写真が撮影された時期はまだ髪が長髪だった。
第84話
突如として日本に帰還。荷物を片付ける為にみはりとキャリーバックを二階に運んでいたところ、埃だらけの屋根裏に隠れていたまひろの物音を聞いてしまい、みはりの制止も聞かずに屋根裏を開け、ペットボトルでトイレを済まそうとしていたまひろに邂逅してしまった……
第85話
まひろが女の子になったことを最初から知っていたことが判明する。その上で「親子コーデ」と称しまひろやみはりとお揃いの服を着まくり、まひろをこれ以上ないくらい微妙な顔にする。
第85.5話
まひろとみはりの姉妹コーデに嫉妬してみはりの制服を着るが、まひろに「きっつぅ…!!」と言われ軽く怒る。穂月かすみとは昔からの知り合いだった様子が描かれる。
余談
「おにいちゃんはおしまい」は当初18話(まひろと温泉パニック(後編))までの構想であったようで、メタ的には当初は存在しなかったキャラクターである。そのこともあってか、作者のねことうふは同人誌29巻巻末にて、物語中に登場させることについて反応が怖かったと回想している。
その後の反応がどうであったかは、投稿されたイラストを見れば一目瞭然である…
関連タグ
緒山まひろ:実の息子(現在は娘)
緒山みはり:実の娘