概要
城岩中学校3年B組に所属する男子出席番号4番。
クラスで一二を争う低身長と、クラスで一二を争う大邸宅に住まうお坊ちゃんで、中学生ながら既にバイオリン奏者として一定の名声を得ているが、その顔はガマガエルと称される男。
嫌いなもの:1・顔のいい男 2・背の高い男 3・総じて『下品』な男
人物像
普段は割とおとなしく、クラスメイトともとくに交流を持っていないが、心の底ではクラスの自分以外の人間を『下品』と見下し、自分自身は『高貴』と断じる、しかし『下品』の基準も『高貴』の基準も滅茶苦茶で、ナルシズムとコンプレックスの塊のような男。
ぶっちゃけ典型的な小物悪役、小悪党の部類である。
しかし支給された防弾チョッキを最大に生かし、だまし討ちで数人の殺害に成功するなど、その狡猾性は、ことプログラムでは侮れない物が有り、バトロワの中でもキャラの濃い部類である事から意外にも人気自体はそれほど低くなかったりする。(おふざけの部類だろうが『様』づけするファンも居る程)
漫画版
支給武器は防弾チョッキ。
彼視点のクラスメイトに対する人物評が語られる。
基本的に「奴僕」と称し相手の特徴を挙げて貶める。
例)七原→「下品なロックンロール奴僕」
川田→「下品な無精髭奴僕」
千草→「下品な派手派手奴僕」
また、これといった特徴のない者に対しても「ただの下品な奴僕」ととにかく他者を見下す。
気の弱い人物に対して泣き落としの芝居をして懐柔しようとする狡猾性、独特の笑い方、そして「人という字は一方が上になり、一方が下になる形で成り立っている」という持論を持っているなど原作以上にアクの強い人物に設定されている。
行動は原作同様、清水比呂乃を防弾チョッキを駆使した騙し討ちで殺害し、彼女の支給武器である銃を手に入れる。
その後民家でフルフェイスを手に入れ完全防備の状態になり、杉村と交戦するも右手人差し指を負傷しフルフェイスを引き剥がされ窮地に追い込まれるも命乞いをした後泣き落としで彼を動揺させた後で再びフルフェイスと銃を手にして急襲を試みるも、背後に現れた桐山和雄の襲撃によりイングラムの放火を浴びるも防弾チョッキで難を逃れる。
そして清水同様、桐山にも騙し討ちを試みるも失敗し姿勢を低く構えた状態からイングラム掃射に股間を蜂の巣にされ死亡。28番目の死亡者。
映画版
「防弾チョッキ様々だ、ははは」
演じた俳優は山口森広。支給武器は防弾チョッキ。
高級住宅街に住むお坊ちゃん、上品ぶった気取り屋という設定になっている。
原作版と違いゲームに乗っておらず、民家から拝借したのかヘルメットを装備し自転車で桐山の襲撃から逃げ回っており一度は防弾チョッキで難を逃れるものの、上記の台詞を発しながら歓喜の叫びを上げた直後に屋根上に待ち構えていた桐山と再び遭遇し、断末魔の叫びを上げながら日本刀で首を跳ねられ死亡。22番目の死亡者。
切断された彼の頭部は口に手榴弾を詰め込まれ、七原達がいる診療所に投げ込まれた。
なお特別篇では球技大会で他のクラスメイトと共に七原達を応援するという原作版とは異なる人物像となっている。