羅刹(魁!!男塾)
らせつ
『魁!!男塾』に登場する男塾塾生。大豪院邪鬼に忠誠を誓う三号生最強の4人「男塾死天王」が一角。
死天王の中で唯一素手で闘う男であり、ダンディな髭を生やしている。鼯樵橤拳というムササビの象形拳の使い手であり、後述する鞏家兜指愧破で万物を貫く。
初登場の八連制覇では他の死天王と比べ、ハッキリ言って情けない描写が殆どだったが、続く天挑五輪では非常に頼もしく男気溢れるキャラクターへと昇華された。
邪鬼への忠誠心は高く、彼が現れるとすぐさま整列の号令を掛けるのがお約束。
過去に西国の宿敵にとらわれた時、三日三晩の目を覆わんばかりの拷問を耐え抜き、隙を見て脱し全滅させたほどの強い精神力を有する。
大威震八連制覇において第三闘「燦燋六極星闘」に出場。男爵ディーノを従え、伊達臣人と虎丸龍次のコンビを迎え撃った。
独りで戦うと豪語して男爵ディーノを難なく倒した伊達に襲い掛かるも全く歯が立たず、自慢の指拳を潰されてしまった。
虎丸を人質に取るも相手にされずに敗れ、最期は人質を取ったことを詫びながら自ら火の海に身を投げた。
その後、他の三号生たちと共に1か月の療養を経て天挑五輪大武會に参加。
予選決勝では巌娜亜羅三宝聖の一人牛宝と対戦。ゴムのように弾力のある肉体を持つ牛宝には指拳が通用せずピンチに陥るが、牛宝が更なる弾力を得る為に使用した秘薬・膨漢丹を逆用し、風船のように膨らませた肉体を指拳で破裂させて勝利。
本戦準決勝・梁山泊十六傑の山艶との戦いで左腕を自ら切り落とし勝利し、気丈に「かすり傷」と語り「義手」となる(つなぎ合わせたとも思えないが、後述する優勝式典の時にはもう両腕がそろっており、「左腕が生えた」と思った読者は少なからずいる)。
そして優勝式典において藤堂兵衛のガードマンから銃撃を受けそうになった一号生を卍丸・センクウ・影慶と共に盾となって庇い、弾切れに追いやった。全身に数多の銃弾を受け、さすがに集中治療を受ける。その後、翌年度の新入生からはまだ入院している旨が語られた。
武幻城崩壊時には他の塾生と共に駆けつけている。
なお『暁!!男塾』でも再登場。『極!!男塾』でも登場したが、ただのモブ扱いであった。