概要
天挑五輪大武會準決勝で男塾チームと対峙した「梁山泊十六傑」三頭領の次男。泊鳳は弟、梁皇は兄にあたる(が全然似ていない)。
暑苦しさ全開の男塾チームとは(飛燕を除き)真逆のヴィジュアル系イケメンで、長い黒髪を棚引かせているナルシスト気味な青年。だが、男塾の優男枠は中身は好漢の例にもれず、敗北したメンバーのことをけなしたり戦う相手を貶めたりははしない頭領に相応しい器の持ち主である。
男塾死天王・羅刹相手に鶻宙扇舞殺で有利に立ち回り、遂には指を切り落すも、兜指愧破土錐龍を受けて負傷。奥の手とばかりに凶獬面閶殺を繰り出し追い詰めたが、最後は片腕を犠牲にした羅刹の渾身の一撃を受け、致命傷を負った。
羅刹とは「貴様になら負けても悔いはない」とたたえ合ったが、外道オブ外道な梁皇に「恥さらし」呼ばわりされ粛清されてしまった。
技
鶻宙身の法(かっちゅうしんのほう)
ウエイトシフトの極致とも呼ぶべき体術。ジャンプして着地する一瞬の間、全体重がかかる刹那を見切り、飛び跳ねて移動する。これを会得するには立てた卵の上を割らずに飛び跳ねる修業が欠かせない…なんだその無理ゲーは。
鶻宙扇舞殺(かっちゅうせんぶさつ)
鶻宙身の法を繰り返し、宙を舞う扇の上を八艘飛びする。
凶獬面閶殺(きょうかいめんしょうさつ)
煙幕を焚き、相手が視界を奪われた一瞬の間に後頭部に般若の面を巻き付け、肩の関節を動かして背後から襲ってきた(と誤認して術者の真正面から向かってくる)相手を返り討ちにする。
例の如く由来は秦代末期の李筴振(り・ばしぶる)と陳栄公による「紅原の決闘」が発祥とされている。遥か格上の陳をこの方法で破ったことから、前後反対のことをリバーシブルと呼ぶようになった。