翻案

ほんあん

既存の作品を原案・原作として、新たに別の作品をつくる行為。

概要

法的には映像化・ノベライズ・コミカライズ等のメディアミックスや二次創作を含むが、狭義では原作の要旨を残しつつ舞台等の設定やジャンルといった部分を大きくアレンジして改作することを指す。

具体例としては以下のようなものが挙げられる。

• 革命後のフランスを舞台にした『モンテ・クリスト伯』を原作とし、舞台を日本に移した『巌窟王』
• 14世紀のヴェローナ（イタリア）を舞台にした『ロミオとジュリエット』を原作とし、舞台を1950年代のニューヨーク（アメリカ）に移した『ウエスト・サイド物語』
• 戦国時代の日本を舞台にした『七人の侍』を原作とし、舞台を西部開拓時代のメキシコに移した『荒野の七人』

なお、翻案によって作られた作品は法律用語で「二次的著作物」と呼ばれ、製作者には原作者とは別に著作権が与えられる。

※参考リンク

「二次的著作物とは？弁護士がわかりやすく解説します」山下江法律事務所

関連タグ

創作 創作表現 アレンジ

オリジナル 二次創作 インスパイア オマージュ パロディ スピンオフ メディアミックス