概要
センリの初出は中国妖怪が何種類か登場し始めた『真・女神転生』。
モチーフは中国の伝承に登場する歳を経た山猫(中国語で「狸」は山猫という意味)である仙狸。
種族は「聖獣」ではなく「妖精」で、姿も笠をかぶった金髪の天女のような姿だった。
しばらく出演作に恵まれなかったが、『真・女神転生Ⅲ』では魔獣ネコマタの3Dモデルがベースの、赤いレオタードに毛皮を着たCATSのようなインパクトのある姿になり、ここで初めて種族も「聖獣」となった。
なお『Ⅲ』では、ネコマタをLV.22まで成長させて変化させないと仲魔にできない。
ザン系魔法を得意とし、破魔無効・衝撃吸収など優秀な能力を持つ上位種族であった。
しかし、ネコマタに愛着があったメガテニストにとっては、まるで伸脚しているような独特なポーズで、さらに獣人度が高い姿は不評であったようである。
この姿をスタイリッシュだと感じる者もおり、さすが金子一馬氏であると好意的な意見もあったが、続編の『真・女神転生Ⅳ』では、デザイン上は化け猫設定である魔獣カブソを育てると天女センリになり、さらに育てるとネコマタが上位種として作成できるという逆転現象が公式で設定された。
なお種族「天女」となったのは、番外編である『ストレンジジャーニー』以降である。