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概要

使用したのはハレルヤランドでの獄殺三兄弟戦。

この奥義はその名の通り巨大なルーレット板が出現し、罪人と見做された者の顔がルーレット板の各エリアに表示される。ボーボボはこのルーレットの針となって回転し、針に示された者が裁きを受ける形。一応、どんな裁きを受けるかはボーボボ自身にも分からない。

なお、この奥義の対象には何故か首領パッチ天の助も含まれており、天の助に至ってはエリアが2ヶ所あった(運良く?当たらなかったが)。

この上、「何の前触れもなく針が二つに増える」「首領パッチのエリアがものすごく拡大する」「首領パッチが針になる」といったある意味ではいつも通りな事態が発生しており、遂には「ルーレット無しでボーボボが直接対象を指定する」「あみだくじになる」とルーレットの体裁まで崩壊していた。

裁き方法一覧

ビープの周囲〝10㎞〟に隕石落下

首領パッチ・天の助「(範囲)広っ!」

対象者:ビープ

そのまんま。当然味方を避けて落ちてくるという気遣いは無いため、首領パッチや天の助も巻き込まれていた。

首領パッチ「いやダメだろこのルーレット!!!!」

なお、ボーボボ組が暴れたことによるハレルヤランドの損害金はこの戦いの直後に10億の大台を突破しており、恐らくは周囲10kmの隕石によってランド内アトラクションの大半が破壊されたと思われる。

ハチ1000匹

対象者:ビープ、首領パッチ

1000匹の蜂に集られる。二人とも逃げ惑っている内に追い詰められ、首領パッチは一人だけ被害を避けようとビープのヘルメットを強奪したが、サイズが合わず結局二人とも全身を刺されまくった。

ボーボボDEペッチャンコ

対象者:覇王

頭上から巨大なボーボボの頭が落下して押し潰そうとしてくる。覇王はこの攻撃を受け止めたが、直後に巨大な手で挟み潰された。

ちなみにこの時だけ首領パッチのエリアのみが凄まじく拡大(盤面のほぼ9割)しており、そんな中ボーボボが狙っていた覇王を引き当てるというミラクルを起こしている。

ボ忍見参

対象者:メガファンとその仲間(要は獄殺三兄弟全員)

ルーレット無しで適当に決められた。ボーボボと同じ顔をした忍者ボ忍が現れ、大勢に分身して獄殺三兄弟を袋叩きにする。

裁きの終了後は一人残ったボ忍がなぜか天の助に膝蹴りを食らわせて帰っていった(本当に脈絡もクソも無く、当の天の助はリアクションすら取れず困惑するばかりだった)。

なお、アニメでは三兄弟への攻撃が順にビームとエネルギー弾の弾幕、火炎、爆破、ボ忍ビーム(一部は忍術ですらない)に、天の助への攻撃がハリセンチョップに変わっている。

首領パッチぶっ殺す!!(アニメでは「ぶっつぶす!!」)

首領パッチ「あれあれーーーーー?」

対象者:(一応)ビープ

いつもの理不尽。ボーボボが無数の刀剣で首領パッチを八つ裂きにする。(アニメでは巨大な木槌を持って首領パッチを追いかけ回す)

ボーボボ「何が起こるかわからない!! それがボーボボ・ルーレット!!!!」

首領パッチ「ぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

ファンシーちゃん

対象者:覇王

あみだくじで決定(覇王を狙うのがバレバレ)。覇王の顔と仕草がファンシーなものになってしまい弱体化、巨大ボーボボロボのデコピンを食らった。

センチメンタル鼻毛

対象者:三バカ兄弟(獄殺三兄弟)

首領パッチが針になって決定。新たな技「卒業(ハイドロキシアパタイト)」(アニメ版ではグラデュエーション)で三兄弟にトドメを刺した。

余談

ここまで見てわかるように、普段なら真っ先にフレンドリーファイアの標的にされる天の助は一度もルーレットで当てられていない。(前述の通りコイツだけ2エリア分あるにもかかわらず、である。首領パッチもとんでもなくエリアが広くなった時には当たっていない。)

受けた被害は隕石の流れ弾とボ忍の謎キック(ハリセンチョップ)のみであり、天の助にとっては珍しく(比較的)平和な戦闘であった。

天の助と首領パッチが明らかに確率を増やされるという「ルーレットあるある」なギャグを入れつつ、それが実際に反映されない事で「いくらなんでもやりすぎ」という理不尽感が非常に薄くなり、ちゃんと敵にルーレットが当たる回数が多い事でしっかりバトルを前に進めるという澤井先生のキャラヘイト管理とギャグバトル進行力の妙技が冴える戦闘シーンでもある(多分)。

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聖鼻毛回転盤
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