”死とは生命の一形態であり、生とは死の前段階でしかない”
「死体洗いのアルバイト」の都市伝説を元にした狂気を描くサイコサスペンスで
生々しい人間描写や生理的な不快感を与えるグロテスクな描写が多いなど異色を放つエロゲーである。
ストーリー
医者を夢見る貧乏浪人生の主人公八坂聖治は大学付属病院の事務局でアルバイトをしながら浪人生活を送っていた。しかし突如副院長である女医、露崎千草からバイトの解雇を言い渡されてしまう。しかし千草は主人公に病院に残るための唯一の手段を与える。彼女が代わりに与えた仕事は
俗に「死体洗い」と言われる仕事であった。
死体洗いの仕事を通して死体と接していくうちに主人公の精神は追い詰められ、副院長から精神安定剤として青い錠剤を貰うが・・・。
登場人物
登場人物の声優は不明
八坂聖治(名前変更可)
主人公。年齢は20歳程かと思われる。
医者であった父や祖父に影響され医者を志している。
幼少期に両親を亡くしており、祖父母も高校卒業前に亡くしているため天涯孤独の身。
苦学生で医学部入学に有利な道として大学病院でアルバイトをして生計を立てていた。
死体洗いのアルバイトの精神的苦痛と副院長から貰う謎の薬の副作用によって日常が非日常へと変わっていってしまう。
一見地味そうだが整った顔立ちの童顔で、美和子からは年下の男の子として可愛がられてる。
本編開始から気弱な面が多いが、思うようにならないことがあると異常なまでに身勝手な面があったり理性を失うと凶暴になる面がある。
ちなみにアニメ版での声優は有名声優である三木眞一郎である。
誕生日:9月22日、身長:158cm、血液型:A型
大学病院に勤務するナースで主人公への連絡役。
患者からの評判もよく穏やかな性格だが主人公に対しては淡々とした事務的な態度で接する。
その内には何か秘め事があるようにも見える。
誕生日:4月4日、身長:145cm(自称150cm)、血液型:B型
大学病院に勤務するナースで悠紀のことを先輩と呼んでいる。
誰に対してもタメ口だが活発でよく喋るため誰とでも打ち解ける性格で主人公とも友人感覚で接する。
小柄な体格で童顔のため幼く見られることを気にかけている。
露崎千草
誕生日:11月3日、身長:167cm、体重:調査中、血液型:B型
研究室に篭りっきりの院長に代わり病院の経理を担う才色兼備な美人女医。30代にして実質病院の権威でもある。
学生時代金銭に困窮していたためか主人公に対して共感しているようであるが
その真意は・・・
真田美和子
誕生日:11月30日、身長:162cm、血液型:O型
大学病院の事務員。サバサバとした性格で面倒見が良い。
主人公と弁当を食べることもある。
主人公が中学生だった頃には短大生だったらしく、主人公との年齢差は4~8歳ほどかと思われる。
後述のデスコンドームというタイトルのOVAのワンシーンの動画で顔が塩酸で爛れるという悲惨な状況になっている女性が彼女である。
原作では御堂や真魚のように悲惨な目に遭うことはないが、アニメ版では主人公に犯されたり狂乱した千草や鏑木に解体されるなど悲惨な末路をたどる。
鎌田志津江
誕生日:6月18日、身長:161cm、血液型:O型
「クラブ・ティンカーベル」の元ママでふくよかで大らかな中年女性。
副院長とは顔見知り。
鏑木正元
誕生日:1月1日、身長:183cm、血液型:AB型
死体洗いを担当する病院職員。死体洗いのアルバイトを始めた主人公に仕事についてレクチャー及びアドバイスを行う。死体洗いの作業の最中下ネタなど軽口を叩くことがあるが、主人公に割り切らせるためだと思われる。
原作ゲームではマスクをしており素顔が隠されていたがアニメ版ではマスクを取って素顔が見えるシーンがある。
北信二郎
誕生日:12月24日、身長:163cm、血液型:O型
小太りで猥談が好きな小男の産婦人科医。院長の娘婿であることをいいことにいつも看護士にセクハラまがいのことをしている(特に真魚に目を付けている)。それに加え何かと鼻にかけた言動が多い。千草曰く医者としては2流、男としては3流とのこと。
女性器みたさに産婦人科医になったという噂がある。
警備員
誕生日:2月13日、身長:168cm、血液型:AB型
病院の警備員の中年男性。夜中に巡回していた際に、八坂を不審者として誤解する。
年齢は22歳とあるが見た目言動共にあまりにも老けているため真偽は不明。
アニメ
2003年から2004年にかけてピンクパイナップルより全3巻発売のアダルトアニメ。
原作ゲームとはストーリーがかなり異なる。
八坂が死体洗いをすることになった経緯などが省略されている。
原作以上にエログロ表現が過激で猟奇的な描写や生理的不快感のある性描写が多い。
内容も原作以上に狂気的で八坂がヒロインを犯している際、薬の幻覚でヒロインが死体に見えるという死姦描写がある。
話ごとの次回予告のナレーションは御堂。
北、志津江、警備員など一部のキャラが未登場。
動画サイトでワンシーンがアップロードされており「デスコンドーム」のタイトルで検索してはいけない言葉とされている。
EDは園崎未恵の「樹海」で本作のテーマである“生死”をイメージさせる歌詞で曲調も兼ねて切ない曲となっている。