企画の概要
2022年9月8日、テレビ番組『ぐるぐるナインティナイン』で「ダレダレ?コスプレショー」というコーナーが行われる。
ルールは『アニメやゲーム作品に登場するキャラクターのコスプレを着た芸能人が誰かを当てる』というもの。コスプレの演者達はそれぞれキャラクターに扮しながらも自分の特技を生かしたアクションやパフォーマンスを行い、回答者はそれもヒントにしながら答えを考えることになる。
つまり、本来はコスプレする中の人の正体を探るというのが大衆目線での見どころである。
コスプレされるキャラクターの人選もなかなか通な選択が多く、作品の主人公のコスプレも多いが過去には『鬼滅の刃』の累に扮した須賀健太や、『ヒプノシスマイク』の四十物十四に扮した小宮浩信(三四郎)など、作品をある程度触れていないとわからないようなキャラもよく登場する。
ちなみにプラチナの他この放送で登場したのは
『ダーリン・イン・ザ・フランキス』のゼロツー 演者:武田玲奈
だった。
腹筋ローラー
ラーメンマンに扮する進行役の岡村隆史からは持っている武器から「弓を使うキャラクター」というかなり見たままの紹介を受けるプラチナ。
彼女に扮しているのはAKB48の本田仁美。
普段のダンスで鍛えられた身体はこのコスプレ姿の為にさらに絞られており、堂々と見えているお腹からも十分感じ取れるものであった。
このトレーニングぶりを確認するため岡村はマットと腹筋ローラーを用意し、彼女のトレーニングぶりを披露してもらう…はずだった。
しかし、本田は一度も体勢を戻すことができず、前に倒れたまま起き上がれなかった。
いきなりゴールデンタイムに出てきた挙句、このあられもない姿を晒してしまったプラチナの姿がウケてしまい、一気にトレンドワードとなってしまう(プラチナという単語自体が他で使われることも多い為、ユーザーの間では違うプラチナかと思ったら本当にアークナイツのプラチナだったことに驚きを隠せなかったという)
過去に真銀斬を撃てテンニンカ、ラーメンになったフィリオプシスと謎のミームが突然流行するのがアークナイツ。
当然腹筋ローラーのできないプラチナのファンアートは、あっという間に広がってしまった。
プラチナ、ネタキャラ化の経緯
そもそも、ここまでにプラチナは「マリア・ニアール」、「赤松林」、「ニアーライト」といった一連のカジミエーシュ関連イベントにおいて、敵側の人物として主人公側の人間を妨害していたため、若干のヘイトを受けながらも、理不尽な扱いに同情されていた。
というのも、イベントのストーリー上では
・自分から足を踏み入れたとはいえ、今の暗殺者に至るまでの経緯が完全に「夢見た職業の現実に失望し、最終的に道を踏み外す社会人」のそれ。
・組織はパワハラや無茶ぶりが横行するブラック企業そのもので、しかもプラチナは中間管理職な為従う他ない。
・本人もそこそこ強いが、イベントで対峙する相手がバケモノ級だらけ。
・プレイヤーキャラの一人を人質にとり、場合によっては危害を加えるつもりでいた(幸い未遂に終わる)。
・プレイヤー(ドクター)を暗殺未遂。しかもドクターは政治的に手を出せなくして暗殺を防ぐ。
・イベント後、元の暗殺組織に命を狙われ、転がり込むように仲間入り。
とにかく不憫極まりなく、二次創作では次第にいじられキャラとして認識され始めた最中にこれである。
もしコスプレ元がアーミヤだったら、まだかわいいイラストで済んだのかもしれないが、プラチナだと返って面白さが増してしまう事態に。
これを想定してコスプレを選んだのであれば、「ぐるナイ」の企画者も相当通な人物と言えるだろう。
一応補足しておくが、あくまでコスプレ主だった本田が腹筋ローラーに失敗したから、という二次創作ネタである。
というより、プラチナのいじられるネタもかなり原作崩壊に近い二次創作ネタなので、そこは留意しておくこと。
関連イラスト
ミームは日本国内だけでなく、世界中で広まっているようだ。