概要
東方Project(旧作・Windows版)における主人公は一部の例外を除いて博麗霊夢(旧作では博麗靈夢)と霧雨魔理沙であるが、この二人以外にも主人公=自機(ゲーム中でプレイヤーが操作可能キャラクター)となったキャラクターがいる。
その内で「以前の作品で一度自機となったがその後の作品で自機でなくなり、さらにその後別の作品で再び自機として登場したキャラクター」を指して「自機復活」と言う。
自機復活例
仮に「A」、「B」、「C」という三つの作品があり、「A」を最古作・「C」を最新作とした時系列があるとして、あるキャラクターが作品「A」で霊夢、魔理沙と並んで主人公として登場したとする。
しかしその後に発表された「B」という作品ではそのキャラクターは自機としては登場しなかった。
だがしかしさらにその後に発表された作品「C」で再び自機として登場し、そのキャラクターの「自機復活」を願っていたファンにとっては新作発表に並ぶ朗報となる、という流れである。
この例示では< A ⇒ B ⇒ C >という1作品分のインターバル期間で仮定したが、実際のケースではさらに多くの作品を跨いでの「自機復活」となっているため、ファンは新作の自機がどんなメンバーになるのかについて、楽しみにしつつもやきもきしているのである。
主人公(自機)としての登場の歴史については「自機組」記事における該当項目を参照。
自機を巡る話題は東方Projectの二次創作においてもネタとなることがあり、その際は「新たに起きた異変の解決に出かける」であったり、「(誰かから)お呼びがかかった」などの理由から作中で「自機」格となったことが設定されることもあれば、メタ的・楽屋裏的なことながらそのまま「自機復活」と表現されることもあるなど、今日では「自機復活」は様々な形でその二次創作における一つのあり方としても位置している。
Pixivでは
pixivでは、自機復活の報を受けての祝福イラストが投稿されており、2017年4月現在で「自機復活」のタグが用いられている作品では、次のキャラクターたちの喜びの様子が描かれている。
また、タグとしては「~自機復活」などキャラクターの名前が入った形や文章タグとしても用いられているため、本タグ名を含めた部分一致での検索が推奨される。
pixivに発表された作品にみる「自機復活」
STG作品等
pixivでは次のようなキャラクター達について、それぞれの作品における「自機復活」の様子を描いた作品が発表されている。
関連作品 | キャラクター | 関連イラスト |
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東方神霊廟※1 | 魂魄妖夢 | |
東方輝針城※1 | 十六夜咲夜 | |
東方紺珠伝※2 | 鈴仙・優曇華院・イナバ | |
東方紺珠伝※3 | 東風谷早苗 | |
東方天空璋※4 | チルノ | |
東方天空璋※5 | 射命丸文 | |
東方鬼形獣※6 | 魂魄妖夢 | |
東方虹龍洞※7 | 十六夜咲夜 | |
東方虹龍洞※8 | 東風谷早苗 |
※1:咲夜と妖夢はいずれも『東方永夜抄』で自機として登場した他、『東方花映塚』や『東方緋想天』などでもプレイアブルキャラクターとして登場している。
※2:鈴仙は『緋想天』などでもプレイアブルキャラクターとして登場している。一方で多数のキャラクターがプレイアブルキャラクターでもある『花映塚』を除く上海アリス幻樂団単独のSTG作品では『紺珠伝』が自機としては初めての登場となるため、「自機昇格」の文脈でも同時に語られている。
※3:早苗は『非想天則』でプレイアブルキャラクターとして登場している。その後、『東方星蓮船』と『東方神霊廟』で自機として登場した。その後、『東方紺珠伝』で自機として復活している。
※4:チルノは『妖精大戦争』で自機として登場した他、『東方花映塚』や『東方非想天則』ではプレイアブルキャラクターとして登場している。
※5:文は『ダブルスポイラー』で自機、『東方地霊殿』では自機のオプション(地霊殿霊夢組)として登場した他、『東方花映塚』や『東方緋想天』などでプレイアブルキャラクターとして登場している。
※6:妖夢は『東方鬼形獣』で『神霊廟』以来8年ぶりに自機として登場することが決定した。なお、彼女が自機として単独で登場するのは『鬼形獣』が初である。(それまでは、別キャラとセットで登場するケースのみであった。(『永夜抄』では咲夜(と妖夢のパートナーとして幽々子)と、『神霊廟』では早苗とそれぞれセットで登場している。))
※7:咲夜は『東方輝針城』以来8年振りに自機として登場した。
※8:早苗は『東方紺珠伝』以来6年振りに自機として登場した。
弾幕アクション等
主に上海アリス幻樂団と黄昏フロンティアの共同制作による作品。
pixivでは次のようなキャラクター達について、それぞれの作品における「自機復活」の様子を描いた作品が発表されている。
※1:天子は『東方緋想天』で初登場した後、個別のストーリーを伴ったプレイアブルキャラクターとしてゲーム作品に登場するのは『憑依華』が久方ぶりのものであり、紫もまた同様である。
関連イラスト
- 作品を越えた「自機復活」の三人
- 作品ごとの複数の「自機昇格」
『東方紺珠伝』 | 『東方天空璋』 | 『東方憑依華』 |
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