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自機昇格

じきしょうかく

「自機昇格」とは、STGである東方Projectのシリーズにおける主人公(自機)にまつわる語である。
目次 [非表示]

概要

STGである東方Projectの各作品には、主人公(自機)である博麗霊夢霧雨魔理沙以外にもそれぞれのステージ(Stage、面などとも表記・呼称される)ごとに多数の様々なキャラクターが登場する。

登場の仕方としてはステージボス、ステージ中ボス(ステージの道中で登場)、一般敵キャラクター(ザコ、モブなど)などがある。

また、上海アリス幻樂団黄昏フロンティアとの共作による弾幕アクションにおいても独自の登場キャラクターが見られる。


このような登場キャラクターにおいて、「一度は敵方のキャラクターとして登場し、その後別の作品において主人公=自機として登場したキャラクター」を指して「自機昇格」と言う。


例えば、仮に「A」、「B」という二つの作品があり、作品「B」は作品「A」の後に発表されたという時系列があるとする。

作品「A」において、とあるキャラクターがボス格として登場し、主人公と対峙した。

その作品「A」の後、即ち作品「A」内において当該の異変が解決した後、次作品「B」において語られる「新たに発生した異変などの何らかの出来事の解決」にむけて、先のキャラクターが今度は解決者として登場する、といった様子である。


元々の主人公(自機)は霊夢と魔理沙であるため、最新作が『東方鬼形獣』である現在においてはその他の自機格のキャラクターはすべて(※)「自機昇格」に該当する。

なお、その霊夢と魔理沙も『東方永夜抄』や弾幕アクションでは自機以外の敵役としても登場している。


※ただし姫海棠はたてを除く。はたては『ダブルスポイラー』で初登場かつ自機として使用可能というキャラクターでもある。ただし同作は最初は射命丸文を自機として進めていく作品であり、はたては条件をクリアした後に使用可能となる。


また、東方ProjectはCDや書籍といった媒体においても展開されており、2015年10月現在では『東方深秘録』(上海アリス幻樂団黄昏フロンティアの共作作品)にて書籍作品『東方茨歌仙』に初登場した茨木華扇がプレイアブルキャラクターとして登場し、書籍作品を初登場とするキャラクターの、弾幕アクションでの初めての「自機昇格」となるケースとなった。

加えて華扇は『深秘録』以前の各種登場書籍作品において霊夢や魔理沙と弾幕的に対峙するような事も無かったため、先述の定義における「一度は敵方のキャラクターとして登場し~」という部分にも当てはまらない新しいタイプの「自機昇格」キャラクターでもある。


主人公(自機)としての登場の歴史については「自機組」記事における該当項目を参照。



「自機昇格」は「自機復活」同様にファンや二次創作でも大きな話題となるものである。

過去の各作品に登場した個性豊かなキャラクターが新作で操作可能なキャラクターとして登場するということは、プレイヤーやファンに大変なインパクトを与えるものである。


とりわけ、かつての作品でそのキャラクターのファンになったプレイヤーなどにおいては、キャラクターの再登場ということでも新作発表に並んで喜ばしいことである。それがさらに新作では主人公として作品全体に関わる一つのストーリーが展開されてよりそのキャラクターが語られるとあれば、この上ない朗報となるのである。


「自機復活」との相違点

「自機復活」もまた、同じく自機にまつわる語であるが、こちらは「一度自機として登場しており、その後の作品で再び自機として登場した場合」に用いられる。

「自機昇格」においては先述のように「一度作品に登場している」ことが要件であり、あるキャラクターが自機以外の形で登場し、その後自機として再登場する場合に用いられる。


ただしpixivでは「自機復活」も「自機昇格」もさほど厳密な定義において用いられているわけではない。「自機復活」においても「自機昇格」と似たニュアンスで用いられている場合もある。

例えば「一度は敵役として登場したが自機になって後の作品シリーズに再登場」(先述の定義では「自機昇格」にあたる)という場合、「自機(に)昇格=自機昇格」とも「自機(になってシリーズに)復活=自機復活」とも言うことができる。

両者は視点をどう置くかで定義づけもそれぞれに変化する流動的な面も持ち、両方のパターンでの用法が見られるのである。


「自機昇格」と「自機復活」は、現象としても定義としてもそれを元にした用法としても、究めて密接な、あるいは相互の定義を内包し合う関係にあるのである。


Pixivでは

pixivでは、自機昇格にまつわる祝福イラストや自機昇格への期待をこめたイラストなどが投稿されている。特に祝福のイラストが多く見られ、先述の現在時点では、『東方風神録5ボスとして登場し、その後『東方星蓮船』で「自機昇格」となった東風谷早苗が数多く描かれている。


なおタグとしては「~自機昇格」「自機昇格~」など、本タグ名を基本とした複数のタグの様式があるため、検索の際は本タグ名を含めた部分一致での検索が推奨される。


pixivに発表された作品にみる「自機昇格」

STG作品等

主に上海アリス幻樂団単独制作による作品。

次のキャラクターは上海アリス幻樂団による作品において「自機昇格」となったキャラクターのうち、pixivにその「自機昇格」のテーマとともに描かれたキャラクターの例である。


関連作品キャラクター関連イラスト


※1:妖夢は『東方永夜抄』(2004年発表)などでも自機として登場しているが(紫と同時に自機昇格)、pixivのサービス開始が2007年であることもあり、妖夢の「自機昇格」についても2007年以後の出来事である『神霊廟』を主体としたものとなっている。

※2:チルノはZUNの公式HPでのキャラクターセレクト画面のスクリーンショットから日焼けしたチルノとして登場する。

この他本タグによる部分一致検索では十六夜咲夜(対応作品:『永夜抄』、『輝針城』他)も描かれている。咲夜に関してはpixivでは「自機復活」の文脈で語られる事が多く、妖夢においても同様である。

※3:紫は一応初出が東方妖々夢のPhantasmステージボスであるため、『萃夢想』に自機として登場した時点で「自機昇格」の条件は満たしているのだが、霊夢・魔理沙はともかく、妖夢の自機7回に次ぐ自機5回という(主人公色が強い早苗の自機4回を上回る)記録を持ち(殆どがアクションゲームでの参戦)、自機以外での他作品登場(敵側としての登場)も多いため、どうしても「自機昇格!出番が増えるぞ!」という感動が薄くなってしまう。さらに自機昇格した作品である『永夜抄』がpixivサービス開始より3年も早い2004年発表なので、タイミングもズレているという悲劇(?)。これらの理由により、紫のイラストに「自機昇格」のタグがつけられることは極めて稀だと思われる


弾幕アクション等

主に上海アリス幻樂団・黄昏フロンティアの共作による作品。

次のキャラクターは上海アリス幻樂団と黄昏フロンティア共作による作品において「自機昇格」となったキャラクターのうち、pixivにその「自機昇格」のテーマとともに描かれたキャラクターの例である。


※1:登場人物に関する情報としてまず華扇の登場が予告され、体験版に登場し、その後の製品版にまつわる追加情報で妹紅と針妙丸の登場が同時に発表されたという時系列的経緯がある。

さらに本作はPS4(プレイステーション4)をプラットフォームとして作品が発表されており、その際の新規追加シナリオにおいて鈴仙がストーリーの主格を伴って登場した。


関連イラスト

  • 『深秘録』と『紺珠伝』(いずれも2015年に作品が発表され、その後はPS4版『深秘録』でも対面)

イエス!


関連タグ

東方Project 自機

東方Project(二次創作) 自機組 自機復活

自機昇格記念


霧雨魔理沙(魔梨沙):旧作におけるパイオニア。


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