声 - 植木誠
概要
夢野奏のクラスメート。一流の俳優になることが夢で、芝居の稽古に励んでいる。マイメロのおじいちゃんと意気投合し、ガッツマンキーホルダーをあげた。
マスカラを塗る奏にときめき付き合おうとするが、その気持ちをドラマの台詞でしか言えず気味悪がられてしまう。しかし、勇気を出して家まで向かい、バイト先のヒーローショーのチケットを渡し観に来てもらえたことでチャンスが生まれた。魔法でヒーローショーが騒動に変わり、その最中で身を挺して奏を守り抜く。そして、ドラマの台詞ではなく自分の言葉で気持ちを伝え、彼氏となった。
奏の父・雅彦から毛嫌いされる中、交際は続いていたがデート先でクロミの魔法により「ガッツマン」に変身し暴走してしまう。奏の理想に合うような人間になるように努力はしていたが、魔法に簡単に掛かり、「BEGIN SMART」を読んで勘違いな振る舞いをしたり、オーディションに落選したりしてすぐ“いじけ虫”になる姿に失望され振られてしまう。マイメロの「さよならした」という言葉が胸に突き刺さっている。自分にはガッツが足りなかったと反省し、奏とまた友達からまたやり直せるように努力すると宣告したのち、2人の関係性は「普通のクラスメート」程度になっている。ダークパワーが去った後、京都の太秦へ修行に旅立っている。その為、無印以降の作品には概ね登場していない(実は『すっきり♪』のクリスマス回で顔出しのみの再登場を果たしているのだが、その際の描写(年末年始でもないのに地元である夢ヶ丘に帰還している、せっかくのクリスマスを泣きながら過ごしている)から察するに奏との恋に続き、俳優になるという夢まで失ってしまったらしい)。
補足
『くるくるシャッフル』の漫画版では、再びヒーローになる夢を追ってウサミミ仮面のコスプレをして夢ヶ丘に現れるが、クロミの悪夢魔法で黒い衣装のウサミミ仮面に姿を変えられ、本物のウサミミ仮面と奏を口説き落とす対決に発展する。黒いウサミミ仮面の正体が自分であることを知られず、奏を審査員に勝利を収めるが、奏は黒いウサミミ仮面に垣間見えた菊池の面影を見て、菊池と付き合っていた時のことを語り始めるが、その際に「またあいつ(菊池)が夢の途中で帰ってきたら一生絶交する」と言われてしまい、ショックを受ける。