概要
『平家物語』巻八「猫間」でも知られる「猫間中納言」こと藤原光隆の次男。
極官は従二位宮内卿。
壬生二位と呼ばれた。百人一首では従二位家隆名義で収録されている。
経歴
安元元年(1175年)に従五位下、安元3年(1177年)に侍従となる、後に地方官となり元久3年(1204年)に宮内卿となる、建保4年(1216年)に従三位、嘉禎元年(1235年)に従二位となる。
人物
藤原俊成から和歌を学んだ。俊成の子定家とは交流が深く新古今和歌集の編者の一人となった。
和歌
風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける