概要
藤原道長の長男、母は源倫子(源雅信の娘)官位は従一位、摂政、関白、太政大臣。
経歴
正暦3年(992年)に生まれ長保5年(1003年)に元服、寛弘3年(1006年)に従三位となり公卿に列した。長和2年(1013年)に権大納言に就任。寛仁6年(1017年)に内大臣となり同年父道長から摂政の職を譲られ史上最年少の摂政となった。治安元年(1021年)に関白となり後一条から後冷泉天皇朝の治暦3年(1073年)まで就任した。康平4年(1061年)に太政大臣に就任。
人物
平等院鳳凰堂
宇治にある平等院鳳凰堂は父道長の別荘を頼通が寺院に改修した。建物の中には仏師定朝作の阿弥陀如来像が安置されている。
外戚
娘寛子は後冷泉天皇の皇后となるが皇子が誕生することが無く皇位は尊仁親王(後三条天皇)が継承することとなり摂関家との外戚関係が薄れていくこととなった。