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處内省

どないしょう

處内省とは、映像作家「きいろやまんねる」氏のアナログホラー作品シリーズに登場する架空の政府組織である。
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概要編集

謎の異次元生命体「ドナイ神」を信仰対象および象徴とする政府組織で、この組織の管轄により多くの謎の便利グッズやサービスが販売および配布されているが、いずれも使用したが最期、廃人化や殺人等恐ろしい結末を迎える危険性を孕む代物ばかりであり、視聴者の恐怖と考察意欲を掻き立てるものとなっている(そもそも「どないしょう(関西弁で「どうしよう」)」という名前が付いている事から、不安や恐怖がテーマになっている様である)。

ロゴマークはドナイの神と、ある「花」を模ったもの。


ドナイ神、またはドナイの神について編集

全てが謎に包まれた知的生命体であり、作中では一応「神」として崇められている。一対の大きな耳の様な角、腕のない身体に短い足、プリケツというインパクトの強過ぎる見た目をしており、その外見はどこか某ベラボーな芸術家の作品を彷彿とさせる。

「ペポパポポ~ピペ~」といった発音の未知の言語「ドナイ語」を話し、處内省制作の「惑いの襞 ~ドナイのことば~」というタイトルのお悩み相談番組のパーソナリティを勤める(番組内では女性職員による同時通訳が施されている)。

番組の内容自体は、初めのうちは超越した存在としての視点から一見それらしく相談に回答している様に見えるが、最後の方で自身と處内省の管轄にある「並行団地」への移住を勧誘してきたりグッズを売りつけようとしてくる等、何かと胡散臭い。


尚、クリスマスにはサンタクロースの格好をしてクリスマスケーキを届けてくれたりする(ただし、ケーキにもDNS-613が内蔵されている)。また料理やウェディングドレスなどを考案したりする。


販売及び提供された代表的な物品やサービス編集

  • DNS-613

處内省から配布されている謎の電子機器。何故か寝室および就寝する空間に設置する事という縛りがあり、睡眠中の人の脳に電磁波を送り脳波を弄る、一種の洗脳機器である可能性がある。また迷惑な電話を予測して未然に撃退可能らしい。

更に、当製品にはラジオ機能も搭載されている。

Wi-fiの様な箱型もあれば、食物に混入可能なナノマシン型もある模様。


  • 並行団地(なみゆきだんち)

處内省から提供されている、謎の総合住宅地。上部に無数の巨大な漏斗が刺さっている以外は普通の団地の様な形状の建物で、「ニュースタイルの共生」を謳い、現世に関して不安や漠然とした恐怖、疑問をもつ人々を勧誘している。

處内省の管理のもと無数のパラレルワールドの自分と共同生活をするといった場所の様で、1人につき1部屋が割り振られ、上記のDNS-613も搭載。

別次元の異世界の住宅地の様で、CMでは「ここへ来たらかつての世界に戻る必要はない」とされているが、サイド・イー16社の告発CMによれば、実態は入居したら最期、元の世界へ戻りたくても2度と戻れず、元の世界の友人達とも連絡がとれなくなり、更には戻ろうとする意思すらDNS-613による洗脳によって奪われるという恐ろしい場所の様である。

この団地で使用されている水は處水(どすい)と言うものであらゆる次元の層から抽出し、無限に循環できるように特別処理された水らしいが、サイド・イー16社の告発CMによれば、その水からはパ行のような特殊な言語が聴こえるらしい。なお、団地内の電話は何者かが傍聴しており、最終的に発信側の情報や位置情報が全て抹消されるという。団地内で配布される回覧板には「緊急でお知らせしたい重要事項」が含まれているらしく、CMでも住人に対し回覧板を必ず読むよう呼びかけが行われている。

なお、敷地内に處内省のものじゃない建物が建っており「集え若人」と言うスローガンにつられて若者がそこへ行ったきり戻ってこなかった上に建物も消えていた。


以前は夛現(たげん)アパートメントと言う名称だったらしい。


  • アジナ〜る

處内省より販売されている、味の素の様な見た目の万能調味料。

「パッパッ」と2振りするだけで好みの味となるが、「カレーをラーメンに変化させる」など調味料の範囲から逸脱した効果もある事から、調味料とは名ばかりの幻覚薬ではないかと思われていたが、その後のサイド・イー16社からの告発CMにより、実際は幻覚薬どころでなく強力な現実改変作用のある薬品であり、使用容量を誤ると対象の物質をこの世から抹消してしまう(即ち人または人の写真にかけると最悪の場合、その人およびその人が存在していた事実すらこの世から消えてしまう)危険物質である事が判明した。

また、アジナ〜るのCMナレーション担当が處内家夢太郎である事が處内省制作のラジオ番組「ドナイOH!昼のワイド」で判明した。


  • バロメーペン

處内省管轄の文具店で販売されている万能筆記用具。赤と黒の2種類あり、名称の由来はバロメーターが装備されているため。

「便利のくろ」こと黒ペンの方は従来の筆記用具としての用法のみならず、何故か体温計や電話機能、リモコンや歯磨き、果ては恋のお熱の計測に至るまでと100種類以上の機能が搭載されている。

厄介なのが「人生のあか」こと赤ペンの方で、此方の筆記用具以外の機能搭載は「胸に当てるとその人の残りの寿命が表示される」のみだが、その後サイド・イー16社からの告発CMにより、寿命が表示されるのではなく寿命をあとわずかになるまで吸い取り縮める、悪用すれば凶器となる可能性のある代物である事が仄めかされた。


  • 番組

處内省が製作する番組で、アニメ「毎度おすすめドナ太郎」、バラエティ番組「ドナイまるごとハウハウハウ」、特撮ヒーロー番組「透明染体ドナイジャー」、「處内家夢太郎の企業におじゃまします」、悩み相談番組「惑いの襞~ドナイのことば~」、ドキュメンタリー番組「石竹の息吹」が確認されている。

これらは内容はともかく、基本的にまともな番組の模様


  • DNS-171

DNS-613以前に處内省が開発したDNSシリーズの第1号。

ライトスタンドのような形状。並行団地が夛現アパートメントだった頃から各家庭へ提供されていた。しかし最近では経年劣化による誤作動が発生しており、それを受けて回収が始まっている。

底面に緊急非常フックがあり、それを解除すると係員が回収に来る。


  • ドナイリゾートホテル

處内省登録の観光ホテル。並行団地に負けないくらい奇抜なデザインの建物である。見た所、ドナイの神の石像が所々ある点以外は普通のホテルのようである。

ブライダルフェアではオリジナルフルコース試食会やドレスの試着会が行われていた。

又、ドナイ神プロデュースのクリスマスウエディングケーキも用意されている。(勿論ウエディングケーキにもDNS-613が内蔵されている。)


  • DO-NAI AIRLINES(處内航空)

處内省の航空会社。

旅客機は普通の旅客機に見えるがランディングギアが鳥の足のようなものになっている上に全席にDNS-613が搭載されている。

時空を超えた「夢の旅」をお手伝いと謳っているがサイド・イー16社からの告発CMを見る限りではどうやら異様な場所へ連れて行かれて儀式なるものをやらされる模様。


  • DELICIOUS SHINE JUICE「陽射(ひざし)」

ヤングのとっておきと謳われるパックジュース。1パック80円。

「たいようの恵み」を100%ぎゅっ~~~~と閉じ込めたデリシャスな味らしいが、具体的にどんな味なのかは「飲んでからのお楽しみ」らしい。

ちなみにこれもDNS-613がブレンドされているシロモノ。


  • ゆめみのEYESチョコレート

一口食べると若い頃の甘くて苦い思い出がよみがえると謳われる板チョコ。1枚40円。

ちなみにこれもDNS-613のエキスがブレンドされている。

さらに、このチョコをブレンドしたクリスマスケーキも用意されている。


  • ドナインセンターパレス

處内省登録のドナイリゾートホテル側にある観光施設。アイデアが湧き出る各種会議室や、個性が生まれるカプセル型視聴覚ルーム、大浴場が設備されている。

また、宴会場、公演会、コンサートなど季節、ご予算に応じた会場プランも用意されている。


  • DNS-197

處内省が初めて開発した謎の電子機器。

あたらしい仲間とあたらしい団らん」をコンセプトに、夛現アパートメント(現:並行団地)で初めて各家庭へ提供されていた、DNSシリーズの初期型。

操作通信ケーブル、操作通信パネル、操作通信口が備わっている。

万が一本体が正常に動かない、もしくは予期せぬ動きをする場合は、夛現アパートメント1号棟1階の受付窓口へ持っていく必要があった。


  • DNSシャンプー

これを使うと髪が伸びて別人になれる謎のシャンプー

イメージキャラクターの處内家夢太郎は、CM出演だけでなくCMソングも起用している。

なみゆき成分D613が配合されている。

サイド・イー16社からの告発CMによると髪が伸びるだけでなく性格が変わる上に使い切ると大変な事になるらしい。


  • 真価のまなざし

最先端のエレクトロニクスを集結して作り上げたスコープみたいなもの。

あらゆる角度からどんなまやかしも見破れるらしい。


  • レディオ處内

處内省が運営するラジオ局。

当局制作の番組では、「ドナイのめざめ」、「おはようドナイ語」、「並行団地のわたしとあなた」、「ドナイ予報」、音楽番組「どないな音楽会」、「こころのゆらぎ」、ワイド番組「ドナイOH!昼のワイド」、「DNS情報」、「おーい!ドナ太郎」が確認されている。

處内省のTV番組同様、まともな番組の模様


  • フィーファーフェット

處内省が作った謎の装置。

ヘルメットと本体で構成されており、ヘルメットを被れば電波の力で宿題がスラスラ出来たり、楽しい夢が見れたりするらしい。

未来科学のスーパー電波と言う触れ込み。別売りとしてボディーパーツがある。


  • 處酒 神念處

ドナイの神監修の日本酒。

處水で栽培した米と處水で醸造しているらしいが、DNS-613が配合しているかは不明。


  • 處内省職員育成カリキュラム

處内省が作った育成プログラム。

普段の勉強と並行して学習できるとのこと。


作中で登場する處内省以外の組織編集

サイド・イー16社編集

處内省から提供されたサービスを使用した人々の末路を報じ、それとなく處内省の陰謀を告発、および視聴者に處内省への警戒を呼びかける旨のCMを放映する謎の会社。内容から恐らく處内省に敵対するレジスタンス組織ではないかと言われている。

又、飲食店や6種類の施設が充実したレジャービル重絽来会館オルコンE16という謎のデータシステムを駆使したカリキュラムが用意されている重絽来学院という予備校、こころとからだの美容が可能な重絽来びよう外科という美容クリニックを運営している。

ちなみに、イー16の読み方は「イービル(悪)」である。


處請省(どっこいしょう)編集

處内省のパロディ組織で、酔っ払った様なナレーションでふざけた物品のCMを放映している。ロゴマークもドナイ神が酔い潰れた様な情けない表情をしているデザイン。

DKS-2°62°6と言う風呂處請タクシーなるヘンテコなデザインのタクシーを提供している。また處請堂と言う和菓子店、處請ストアと言う店、期間限定のビアガーデンDOCCOIビアァァア ガアァァアデンも経営している模様。またママママァマという洗剤を作っている。

CM内にサイド・イー16社のロゴマークが紛れ込んでいる事から、上記団体との関わりも仄めかされている。



興味の店 にやにや編集

並行団地と同じ次元に4店舗を構える商店。ジャンルは不明だが「アノ品、コノ品、ア〜ンな品」を取り扱っているという。處内省特有のサウンドロゴが使われていないため直属の組織では無さそうだが、同省製作番組の取材及びコラボを受けており少なからず関係はある模様。

また、あれもこれもみんな入る当店オリジナルのランドセル、らんなセルという商品も販売している。


Creepy Peak(クリーピーピーク)編集

スプーンサイズの最高峰で知られるアイスクリーム。

食べると秘境に迷い込んだ味わいが楽しめるシロモノ

販売元は不明。


ポピウ仏三編集

「貴方の心身をサポートいたします。」という名目を掲げた謎の集団。


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きいろやまんねる

ディストピア

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