覇者

はしゃ

周王朝下の諸侯のリーダーと認められた者に与えられた尊称。それから転じて、現在は競技優勝者などを呼ぶ。

概要

古代中国の周王朝下の諸侯のリーダーと認められた者に与えられた尊称。

徳を以て天下を治める周王は「王者」と呼ばれるのに対し、実力を以て天下に覇をとなえた諸侯を「覇者」と呼んだ。

周初は周王室を護り夷狄を退けること（尊王攘夷）で周王室から授けられたが、周の権威が失われると諸侯を集め会盟を行い盟主となる事でことで覇者と見做されるようになった。

代表的な覇者5人を「春秋五覇」と呼ぶ。文献により違うが、趙岐は斉の桓公、晋の文公、秦の穆公、宋の襄公、楚の荘王を「春秋五覇」に挙げている。

それから転じて、現在は競技優勝者などを覇者と呼ぶ。

関連タグ

春秋戦国時代　制覇　チャンピオン　覇道

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