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計算尺

けいさんじゃく

目盛りが印刷された板状の道具。数値や目盛りを組み合わせて解を得る。

計算に用いる道具の一つ。
コンパクトで、訓練次第では難しい計算もできるため、かつてのエンジニアの必携品であった。

一般的に用いられた汎用品では、乗除算、三角関数、平方根、立方根などの計算に特化した設計で、加減算は出来ないことが多かった。
計算を数枚の可動式の板を操作して行うため、桁数が増えたり数式が複雑化するとともに計算尺を使った計算は難易度を増す。このため、使いこなすには高度な数学の知識が求められる。
かつてはそろばんと同様に、日本商工会議所主催で検定試験や大会も行われていた。

汎用品の他に、自動車ラリー競技に用いるものや、航空機の航法計算に用いるもの、燃料計算、写真機の露出計、電球寿命を算出する計算尺などある目的に特化したものが多いのも計算尺の特色である。

素材としては、温度や湿度の変化があっても狂いが生じにくいが好まれた。特に日本のヘンミ社製は評価が高く、一時は世界の計算尺の8割をヘンミが占めたが、やがて関数電卓が普及すると、その優位性を失い、姿を消すことになった。
しかし、完全に消滅したわけではなく、ブライトリングなどのパイロットウォッチに回転式計算尺が装備されている他、上述のヘンミも特注で計算尺の製造を請け負っている。

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